...どうせ碌(ろく)でもない敵兵に横腹(よこっぱら)を竹槍(たけやり)でぶすりとやられるあたりが落ちさ」と...
海野十三 「空中漂流一週間」
...なんて聖書に悖(もと)ったことだ!』などとぶすくさ言うのはやめにし給え...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...御先祖代々の家をつぶすやつは不孝者じゃなッか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その芋をつぶすときに出来るおねばのことであるが...
徳永直 「こんにゃく売り」
...呪いながら自分の魂を黒く塗りつぶすことから...
豊島与志雄 「二つの途」
...淫蕩と乱行とに半生を使いつぶすことのほかには...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちの面をつぶすなよ」その濁声は...
中里介山 「大菩薩峠」
...粋無粋(すいぶすい)の数(かず)を悉(つ)くして千差万別と云っても差支えないくらいである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...銀の引手のついた花鳥の絵襖(えぶすま)が取り払われ...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...リッチフォードはぶすっとして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
......
三好達治 「一點鐘」
...内はほらほら外(と)はすぶすぶ...
柳田国男 「海上の道」
...まっ白に塗りつぶすのであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...布被(ぬのぶすま)を引き開けた...
横光利一 「日輪」
...母の歓(よろこ)ぶすがたを見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...銀襖(ぎんぶすま)や絵襖などの...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...産土神(うぶすながみ)に集まった...
吉川英治 「平の将門」
...泳ぎの場所近くやつて來たと見れば宿から物乾竿を持ち出してその一群の中の五つ六つを突きつぶすのです...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??