...腹をぶくぶくと膨(ふくら)ます...
泉鏡花 「遺稿」
...ぶくぶく白泡(しろあわ)が立ったのを...
泉鏡花 「海の使者」
...もうすぐにぶくぶくやるだろう...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...長々とぶくぶくと王子とをよびおこしました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...ぶくぶくはそれを見て...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...八ぶくぶくはそのあとへ一人で立ちはだかったまま...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...ぶくぶくはそれだけの兵たいを馬ぐるみお腹へ入れたのですから...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...砂の中の古い鉄の釜からぶくぶくと湧いている水をじっと見ていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ぶくぶくしていてはいけないので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ピカドウルの槍が走った――うわあっ! 血だ血だ!ぶくぶくと血が噴き出したよ牛の血が! 黒い血だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...ぶくぶく緊りのない肥りよう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...されば圧(お)しつけられしゴム球(まり)の手を離されてぶくぶくと膨(ふく)れ上がる類(たぐい)にやという者もありき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...靴(くつ)はぶくぶくしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...両手で抑えた桶をぶくぶく動かしていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...唇にはぶくぶくと泡が吹きだした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その焼痕は真黒の水膨れになつてぶくぶくしてゐる...
北條民雄 「癩院記録」
...乙女が勉の古紺足袋をぶくぶくにはいた足で小走りに電燈の球のない台所へ入り...
「小祝の一家」
...ぶくぶくぶく……と沼底へ深く消え込んでしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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