...しみじみとお互いに心のふれ合うものがあった...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...袖(そで)ふれ合うも多少の縁と思えばこそ笑談のつき合いもしているようなものの...
相馬泰三 「六月」
...台所で陶器のふれ合う音がすると思って行って見ると戸を締め忘れた茶箪笥(ちゃだんす)の上と下の棚(たな)から二匹がとぼけた顔を出してのぞいていたりした...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...台所では皿鉢(さらばち)のふれ合う音...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...大空にさらさらとふれ合う雪の音くらいである...
中谷宇吉郎 「貝鍋の歌」
...その下で美人と袖ふれ合うた夢を見た...
正岡子規 「夢」
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