...ふりの客は来ずにお馴染の客ばかりがぼつぼつやつて来た...
田中貢太郎 「蛾」
...自分等の様なふりの客の所へは出ずに...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...己等(じぶんら)のようなふりの客の処へは出ずに...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...造酒屋はふりの客には売つてくれない...
種田山頭火 「一草庵日記」
...またふりの客も少ないので...
豊島与志雄 「阿亀」
...ふりの客は皆んな斷つてゐる」「大磯の虎屋は?」「こいつは大笑ひだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふりの客は皆んな断っている」「大磯の虎屋は?」「こいつは大笑いだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから市川左団次(いちかわさだんじ)門下の人の話に吉原の小見(こみ)せへふりの客で上ったら...
平山蘆江 「怪談」
...然もそれがふりの客だったし...
山本周五郎 「柳橋物語」
...流行(はや)っているようですよ」「ふりの客でもいいのか...
吉川英治 「大岡越前」
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