...ふらふらと入って来ましたがね...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...軍刀」ふらふらと進み出た...
梅崎春生 「桜島」
...ふらふらと倒れそうになった...
海野十三 「恐竜島」
...或る日、日暮れに、ふらふらと、黙って、師匠の家を出て、親の家へ帰って来ました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...広巳は何か己(じぶん)の頭の中の物を無くしたような気もちになってふらふらと歩いた...
田中貢太郎 「春心」
...ふらふらと室内を歩き廻った...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...ふらふらと出て行った...
豊島与志雄 「田舎者」
...只ふらふらと歩き廻った...
豊島与志雄 「恩人」
...ふらふらと歩き出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふらふらと外へ出かけて行ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふらふらと辿(たど)り行くのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...長い紐(ひも)がふらふらと春風(しゅんぷう)に揺れる...
夏目漱石 「草枕」
...僕はふらふらとこの問をかけて彼女の顔を見た時たちまち後悔した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ふらふらと茶店にはいって...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...ああ こんな陰鬱な季節がつづくあひだ私は幻の駱駝にのつてふらふらとかなしげな旅行にでようとする...
萩原朔太郎 「青猫」
...ふらふらと高い所へ差し上げられたような心地がして...
吉川英治 「江戸三国志」
...ふらふらと、夜、戸外へ出て、ぼくはいつのまにか、西戸部といふ横濱郊外のまつ暗な畑の中にゐた...
吉川英治 「折々の記」
...右門はここまでふらふらと来てしまった...
吉川英治 「柳生月影抄」
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