...しかし丘のふもとをとりまく密林や海岸の形がちがっている...
海野十三 「恐竜島」
...道にまよいましたが、一日がかりで、やっと、夜になって、ふもとに、たどりついたのです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ヘリコプターがふもとの町へいくときには...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...玄翁(げんをう)和尚は伊夜彦山(いやひこさん)の麓(ふもと)箭矧(やはぎ)村の産(さん)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...麓(ふもと)の家で方々に白木綿を織るのが轡虫(くつわむし)が鳴くように聞える...
鈴木三重吉 「千鳥」
...バス来るや虹の立ちたる湖畔村火の山の麓(ふもと)の湖(うみ)に舟遊(ふなあそび)昭和八年八月二十二日 阿寒湖...
高浜虚子 「五百句」
...麓(ふもと)の村は戸数もわずか二三十でほんの寒村であるが...
太宰治 「魚服記」
...麓(ふもと)の淵で澱(よど)んで澱んでそれから一挙に村の橋に突きあたって平気でそれをぶちこわし土手を破って大海のようにひろがり...
太宰治 「ロマネスク」
...山のふもとの小さな村にありました...
新美南吉 「ひとつの火」
...中部日本ではいわゆる北アルプスの麓(ふもと)の谷に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...愛鷹(あしたか)のふもとへかけ十里は人馬のとどろきといってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...美濃の西部山岳の麓(ふもと)であり...
吉川英治 「新書太閤記」
...松山の麓(ふもと)...
吉川英治 「新書太閤記」
...ゆうべ麓(ふもと)でお泊ンなすった商人衆(あきんどしゅう)でございますね...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さらに麓(ふもと)へ迫り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...麓(ふもと)や町へ使いに下りることが...
吉川英治 「親鸞」
...「伊吹山のふもとで育ったおめえが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...麓(ふもと)の宿場までかかると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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