...麓(ふもと)の影に暗く住む伏家(ふせや)の数々...
泉鏡花 「雨ばけ」
...煮ゆる時蕪汁(かぶらじる)とぞ匂(にお)ひける明治三十九年老僧の骨刺しに来る藪蚊(やぶか)かな明治四十年酒旗(しゅき)高し高野(こうや)の麓(ふもと)鮎(あゆ)の里明治四十年巣鴨(すがも)...
高浜虚子 「五百句」
...麓(ふもと)を照らし出していたもの凄(すご)さ……凄(すさ)まじさ……その山を背にして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...眉山のふもとにあるといふ彼の墓所を人に聞き/\搜しに出たが...
正宗白鳥 「心の故郷」
...塔のふもとの空地で彼のまずしい街頭音楽者らがヴァイオリンを弾きながら唄っているのを聞いた...
室生犀星 「幻影の都市」
...やっと山の麓(ふもと)の桜がほころびかかり...
室生犀星 「不思議な国の話」
...これは上田が鹿島と一しよに高野山の麓(ふもと)で捕へられたために...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...陽(ひ)は麓(ふもと)より早く暮れ...
吉川英治 「江戸三国志」
...男は麓(ふもと)へ引っ返しました...
吉川英治 「江戸三国志」
...そしてこの日もう六甲のふもとや御影(みかげ)附近では物見隊の衝突があった...
吉川英治 「私本太平記」
...ふもとの西国街道で駒をおりて待っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...老坂(おいのさか)の麓(ふもと)あたりへ来ていた時分であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...西の麓(ふもと)を穂(ほ)先で指し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...やがてよろよろ麓(ふもと)の方へ降りていった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...麓(ふもと)で試合をしたうえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...粟田山の麓(ふもと)から...
吉川英治 「親鸞」
...急ぎ足に麓(ふもと)の近道を拾っていった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その四明(しめい)ヶ岳(だけ)の麓(ふもと)に近い湖畔の宿場に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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