...鼻の先でふふんと笑いながら...
芥川龍之介 「仙人」
...ふふん」不安の中に戦(おのの)いていた彼は...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...ふふふん」帆村は...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...「うふふん...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...ふふん...
海野十三 「断層顔」
...ふふんと鼻で嗤(わら)い出して...
海野十三 「地球要塞」
...ふふん、その手には、のるものか...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...「ふふん、こんな錠なんか、なんでもないや...
江戸川乱歩 「大金塊」
...(自嘲的に)祖国の恨みを霽らして独立を計るため――ふふん...
林不忘 「安重根」
...こんな着物をこの船へ持ち込んだんじゃないか知ら」「ふふん...
中里介山 「大菩薩峠」
...小宮さんも「ふふん」と同意されたことがある...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...「そう信用がなくなった日にゃ僕もそれまでだ」叔母はふふんと笑った...
夏目漱石 「明暗」
...「ふふん……」水島君は怒つたやうな顏に苦笑ひを浮べた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...……ふふん、刑事の嬶が人殺しじゃ、こりゃ、すこし行きすぎてると思ってねえ……」乾は、へえ、と顎をひいて、「そりゃ、……ほ、ほんとうに葵だったのかね?」「ほんとう、たあなんだ...
久生十蘭 「金狼」
...この頃は一日に十ぺん位い泣きたくなる」「驚いたなあ」そういって、ふふんと笑った...
久生十蘭 「金狼」
...そして彼女はつぶれかかつた鼻の先に吸口の端を覗かせながら、二三度息を吸ひ込んでみて、「ふ、ふふん...
北條民雄 「続癩院記録」
...ふふん――と彼は鼻で笑った...
本庄陸男 「石狩川」
...ふふん……ソロソロご機嫌がお悪いネ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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