...わが家(や)も徳川家(とくがはけ)瓦解(ぐわかい)の後(のち)は多からぬ扶持(ふち)さへ失ひければ...
芥川龍之介 「臘梅」
...毎日泣き泣き湖水のふちをさまよいくらしていました...
鈴木三重吉 「湖水の女」
...ミミは最前のまま湖のふちの草原(くさはら)に突伏して...
夢野久作 「ルルとミミ」
...自分の思想に何かの符牒(ふちょう)をつけられることがさも問題ででもあるように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その淵(ふち)の水は停滞しているが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...深い淵(ふち)を滑(すべ)るように抜け出すと...
夏目漱石 「虞美人草」
...ただその連続的関係を前後に左右にもっとも簡単に測(はか)る符牒(ふちょう)で...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...さうして爪(つめ)の先(さき)で輕(かる)く鐵瓶(てつびん)の縁(ふち)を敲(たゝ)いた...
夏目漱石 「門」
...岩の下は深い淵(ふち)であった...
夏目漱石 「夢十夜」
...我物でないかと思えば縁(ふち)の欠けた火入まで気色(きしょく)に障わる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...商埠地(しょうふち)のオダル港に出て彼は廃藩のうわさを聞いた...
本庄陸男 「石狩川」
...縁(ふち)とりの辻びらを見て...
正岡容 「小説 圓朝」
...青色のドレスと黄色の下着をつけもも色のふちなし帽子をかぶり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...滝があり瀬があり淵(ふち)がある...
山本周五郎 「おれの女房」
...町の職人にも及ばない僅かな扶持(ふち)しか貰えなかった...
山本周五郎 「はたし状」
...老龍ようやく淵(ふち)に潜(ひそ)まんとする気運を観て...
吉川英治 「三国志」
...――釜中(ふちゅう)の魚はまさに煮られる如く逃げまどった...
吉川英治 「三国志」
...静かに天蓋のふちを上げて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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