...椅子(いす)やテエブルも白い上に細い金の縁(ふち)をとったセセッション風の部屋だったように覚えています...
芥川龍之介 「河童」
...さては淵川(ふちかは)に身を棄つる...
高山樗牛 「瀧口入道」
...うしろへ右の腕を伸ばして煙草盆の角に載せられた杯のふちへ手をかけている老人に...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...……・うらゝかにしてすがれた花にとまるてふちよも母子(オヤコ)で藷掘る暮れ早い百舌鳥の啼く・うらゝかなれば一羽鴉のきてなけば日あたり水仙もう芽ぶいたか・ことしもこゝに落葉しておなじ蓑虫白船君にあなたを待つてゐる火のよう燃える十一月廿四日けふもうらゝかな日...
種田山頭火 「其中日記」
...お稲荷様も御扶持放(ごふちばな)れで...
永井荷風 「狐」
...ただその連続的関係を前後に左右にもっとも簡単に測(はか)る符牒(ふちょう)で...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...小皿の縁(ふち)を足で抑えて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この手拭の染め模様が何かの符牒(ふちょう)に違いないと思って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...裏の下水の縁(ふち)には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遠淵(とおふち)の首長と会ったりしているから...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...窓下の野菜畑のふちに立ちならんでゐる梅が満開であつた...
牧野信一 「山峡の村にて」
...師範の淵辺(ふちのべ)十左衛門が「それまで」と宣告したので...
山本周五郎 「花も刀も」
...御城主の秋元様からもお扶持(ふち)があるくらいな上手なんだそうで」「そこへ...
吉川英治 「江戸三国志」
...その淵(ふち)に...
吉川英治 「私本太平記」
...成政の扶持料(ふちりょう)として与えるという印可(いんか)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...造花で縁(ふち)どられた絵像の額(がく)など...
吉川英治 「新・水滸伝」
...池のふちを歩いてくると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...生涯扶持(ふち)をもらって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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