...ふかいふちに引きこみました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...淵(ふち)に臨んで...
泉鏡花 「歌行燈」
...ゴンドラの縁(ふち)の上をとび越えて...
海野十三 「空中漂流一週間」
...しまいには石突きのふちがのこるだけぐらいにしたのである...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...急ニ起キ上ロウトシテ浴室ノ縁(ふち)ニ手ヲカケタラ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...主(あるじ)は一人悦に入りながらとき/″\盃のふちを舐(な)めている...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...路の縁(ふち)の乾いた土には雨がまだわずかにしみ込んだばかりであった...
田山花袋 「田舎教師」
...私にはただたわいもなく哀れっぽく悲しくって何か深い淵(ふち)の底にでも滅入(めい)りこんでゆくようで耐(こら)え性(しょう)も何もなかった...
近松秋江 「うつり香」
...僕は寝台のふちに座って...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...荒々しい息吹(いぶき)がその淵(ふち)から立ち上っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...とうとう運座へ出て来なかったね」湯槽のふちにぼんのくぼをのせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...池の縁(ふち)についてゆっくりと梓さんのほうへ近づいて行き...
久生十蘭 「キャラコさん」
...扶持(ふち)離れのならず士(ざむらい)だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ある日淵(ふち)へ馬を冷(ひや)しに行き...
柳田国男 「遠野物語」
...符牒(ふちょう)を印している...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...一生涯浮沈(ふちん)の分れ目……」自分の手で入れた書類が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...それに寒い淀川のふちや田圃(たんぼ)の風に曝(さら)されて駕は飛ぶので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...金の縁飾(ふちかざり)のある旗がついてる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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