...あとひと月ふた月のあいだに結婚して...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...ふたたび水路組合の棧橋に立ったのは...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...屋敷の付近に見張りをしてるふたりの娘をその中にねじ込もうとした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お前たちふたりの嘴(くちばし)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...直木(なほき)と誠太郎がたつた二人(ふたり)で...
夏目漱石 「それから」
...山は裂け海はあせなん世なりとも君にふた心われあらめやも箱根路をわが越え来れば伊豆の海やおきの小島に波のよる見ゆ世の中はつねにもがもななぎさ漕(こ)ぐ海人(あま)の小舟(おぶね)の綱手(つなで)かなしも大海(おおうみ)のいそもとどろによする波われてくだけてさけて散るかも「箱根路」の歌極めて面白けれども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...兎(うさぎ)のおとうさんは函(はこ)を受けとって蓋(ふた)をひらいて驚(おどろ)きました...
宮沢賢治 「貝の火」
...大きい塵芥箱(ごみばこ)のふたをひっくりかえして...
宮本百合子 「犬三態」
...下島は二言三言(ふたことみこと)伊織と言い合っているうちに...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...二言(ふたこと)三言(みこと)の中に必ず県庁(けんちょう)という...
森鴎外 「みちの記」
...」相好を崩して乱された荷物をあたふたスーツに詰め込んでいる南の傍で...
横光利一 「旅愁」
...もとよりそれはさいごの言で、それをいうまでには、「先頃から両軍のあいだに、和睦(わぼく)の内談がすすめられ、愚衲(ぐのう)がその折衝(せっしょう)に当って、数次、羽柴方と会見しておりましたが」と、そのいきさつを語り、またこの城の守将の一命を助けん、助け難し、とする両軍の面目問題が暗礁(あんしょう)となって、ついに行き悩んでしまった実情をも、事こまかに話した末、「ここは其許(そこもと)のお心一つで、毛利家の安泰も確約され、ふたつには、多くの城兵や無辜(むこ)の民も、つつがなく助け出されることになるのでな……」と、縷々(るる)、真心と熱弁をかけて、彼にそれを説いたものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...双(ふた)つの樹を植える式があるというので――...
吉川英治 「親鸞」
...つづらの蓋(ふた)へ向けながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鳴門村へ越えたふたりの虚無僧を何人(なんぴと)も疑わなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ふたりとも、きょうばかりは、夜前(やぜん)、父上から懇々(こんこん)いわれましたので、至極、とりすましておりますが、もう仕方のない悪戯(わるさ)やら、憎(にく)ていばかり申して母を困らせておりまする」「ご老母は、おいくつか」「六十になりまする」「紋太夫どのの……?」「いえ、わたしの」「ご家老には、こう打揃ってご家庭でもめぐまれておられますな」「いえいえ、年じゅう忙しい身なので、わたくし達と、夕餉(ゆうげ)をともにすることも、家に落着いていることもご病気でもないときのほかには……」よく語る夫人である...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「何だッ」暗い部屋へ、ふたたび、どかっと坐って、「――何のざまだっ、意気地なしめ、このざまは、このベソは」それは自分を罵(ののし)っているのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――二(ふた)足...
吉川英治 「山浦清麿」
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