...ふたりはだまって顔ばかりみあわせました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...うばと ふたりで すむことに なったのです...
五十公野清一 「一休さん」
...ふた股膏藥じみた男の出入は禁止する! 「肝腎の用はどうしたい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ふたたび上へあがっていった...
海野十三 「三十年後の世界」
...四十面相が、ふたりの部下に、ヘリコプターでどこかの町へいって、食料品をつんでくるように命令しているのを、立ちぎきしたのです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...ふたりの目の前にせまった...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...……まあ、その暗やみの中で、ふたりで、なかよく話でもしていたまえ...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...廊下にふたりの娘の跣足(はだし)の足音を聞いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この世における唯一の心がかりであり唯一の希望であるその身元不明のふたりを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスはそのふたりの者を探し出そうとつとめた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蓋(ふた)とつて見(み)た處(ところ)なんだよ」さういつて婆(ばあ)さん等(ら)は風呂敷(ふろしき)の四隅(よすみ)を掴(つか)んで圍爐裏(ゐろり)の側(そば)へ持(も)つて來(き)た...
長塚節 「土」
...ふたりが八幡(はちまん)さまの石鳥居の前を通りかかると...
新美南吉 「いぼ」
...ふた月ばかり京大阪の寄席へ売れた...
正岡容 「寄席」
...固よりその事を知つて居る古洲は第二次の談判にも取りかからずにだまつてしまふた...
正岡子規 「病牀六尺」
...再びビシッ! と音がして他の声が「ふたあーつ」と算える声...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...ふたたび両名して...
吉川英治 「大岡越前」
...ふたりとも小姓姿である...
吉川英治 「新書太閤記」
...「明らさまにこう申す態度こそ、何よりの証拠でござる」「それだけでは困る……ウム、して、あの過書舟(かしょぶね)は、どこで手に入れてまいったな」「連れの万吉という者が、京橋南詰(づめ)の鯉屋(こいや)と申す船宿から借りうけましたもの」「では、そこへ一緒に行って貰いたい」「拙者ひとりでよろしかろうな」「いや、そのお女中も」お女中といいなおすほどに、誤解であったことが分っているのに、事面倒な言い草と思ったが、奉行所へゆくよりは幾分かましである、と思いなおして、ふたりは、そこから京橋口まで、思いがけないムダな道を歩くことになった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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