...京伝もまた相当な見識を具えてひと癖もふた癖もあったが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...二重瞼(ふたえまぶた)のすき通るような眼...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ふたり共、それをちゃんと意識していて、お酒に酔ったとき、掛合いで左団次松蔦の鳥辺山(とりべやま)心中や皿屋敷などの声色を、はじめることさえ、たまにはありました...
太宰治 「兄たち」
...夜は、さらに水哉、冬村二君も来庵、かしわでうんと飲んだ、酔ふた酔ふた、みんなが去つてゆくのが癪に障るほど酔ふた(私は時々、親しい人々に対しては駄々児気分を発散するらしい)...
種田山頭火 「其中日記」
...見るも気のどくなほどあわてふためいて...
壺井栄 「二十四の瞳」
...お島は両親(ふたおや)の前へ出ると...
徳田秋声 「あらくれ」
...二(ふた)たび川を渡つて...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...ぼんやりそのふたりをながめていました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...礼拝堂の中で石の蓋(ふた)を起こし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その夜唯ふたりのみ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...勘次(かんじ)は一日(にち)の仕事(しごと)を畢(を)へて歸(かへ)つて來(き)ては目敏(めざと)く卯平(うへい)の茶碗(ちやわん)を見(み)て不審(ふしん)に思(おも)つて桶(をけ)の蓋(ふた)をとつて見(み)た...
長塚節 「土」
...真打(しんうち)として語った矢野津ノ子の「双蝶々廓日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)・八幡引窓の段」を...
火野葦平 「花と龍」
...また両(ふたつ)の小鰭(こひれ)となって痕跡を止め...
南方熊楠 「十二支考」
...二人(ふたり)が過ぎて行くときまた点(つ)くのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ふた親のゆるしし交際の表(おもて)...
森鴎外 「文づかひ」
...ふたりはむろん昌仙がとっさの妙策(みょうさく)でつくった影武者(かげむしゃ)だが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...主(あるじ)の董(とう)に会って、柳の手紙をしめすと、董は彼の前身も問わず、ふたつ返事で、のみ込んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...男女(ふたり)の恋は命がけ...
吉川英治 「夕顔の門」
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