...やっぱり御自分のふしだらが生んだ罪の子だと思うと...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...しかもこのふしだらでは...
太宰治 「花燭」
...私は二十代のふしだらのために勘当されていたのである...
太宰治 「十五年間」
...ご自分の不仕鱈(ふしだら)な噂のほうは二の次にしようとなさる...
太宰治 「新ハムレット」
...自分達の受持の仕事を余所(よそ)の女中さんにして貰うとは何と云うふしだらなことかと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...よもやそんなふしだらなことはと思っていました...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「ふしだらな真似をして...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...遣(やり)っぱなしな日常生活の不検束(ふしだら)さが...
徳田秋声 「あらくれ」
...そして御自分はさんざんふしだらをしていらっしゃるじゃありませんかと...
豊島与志雄 「庶民生活」
...ちょっと戸棚をあけてみただけでもふしだらな賤(いや)しい女でないことがわかったものです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...裸体がふしだらとなる頃には...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いかさまふしだらな...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはみんな彼女のふしだらからだなぞと噂されたのは――「それもね...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...ふしだらをでっち上げるものなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ふしだらな女が長生きをして気楽に仏勤めをして暮らすようなことも不定(ふじょう)と仏のお教えになったこの世の相であると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ふしだらの仕放題...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ふしだらもせずまた自分をいつわることもないというのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ふしだらで恥知らずで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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