...ふしあわせにその方の伎倆は私にはありませぬから...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...じつにふしぎなことが...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...ふしぎなことがおこったのです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...例のふしぎな黒い牡牛(をうし)のくびにつけてあつた綱がまきついてゐました...
鈴木三重吉 「湖水の鐘」
...不承不承(ふしょうぶしょう)のそれで...
高見順 「いやな感じ」
......
立原道造 「暁と夕の詩」
...戦場で負傷(ふしょう)したきずに手当てをする余裕(よゆう)がなくて打(う)っちゃらかしておくと...
寺田寅彦 「蛆の効用」
...ふしだらの至すところ...
豊島与志雄 「自由人」
...その手は菓子であるそのじつにかはゆらしい むつくりとした工合はどうだそのまるまるとして菓子のやうにふくらんだ工合はどうだ指なんかはまことにほつそりとしてしながよくまるでちひさな青い魚類のやうでやさしくそよそよとうごいてゐる樣子はたまらないああその手の上に接吻がしたいそつくりと口にあてて喰べてしまひたいなんといふすつきりとした指先のまるみだらう指と指との谷間に咲く このふしぎなる花の風情はどうだ...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...ふしぎな晩餐がはじまった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...折ふし黄なる蝶の飛び来りて垣根に花をあさるを見てはそぞろ我が魂の自ら動き出でゝ共に花を尋ね香を探り物の芽にとまりてしばし羽を休むるかと思へば低き杉垣を越えて隣りの庭をうちめぐり再び舞ひもどりて松の梢にひら/\水鉢の上にひら/\一吹き風に吹きつれて高く吹かれながら向ふの屋根に隠れたる時我にもあらず惘然(ぼうぜん)として自失す...
正岡子規 「小園の記」
...するとどこかでふしぎな聲が...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...佐久間右衛門信盛父子(ふし)へ下った...
吉川英治 「新書太閤記」
...匠作殿(勝家)が城門へ見えられたとか」折ふし...
吉川英治 「新書太閤記」
...(御切腹だな――)ふしぎなほど冷やかな一瞬が諸士の硬直した顔面をながれ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ふしぎにもここまで...
吉川英治 「源頼朝」
...「――何がふしぎかっていえばさ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...翁(おきな)にはそれが不思議(ふしぎ)でもあり...
和田萬吉 「竹取物語」
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