...よくあんなにもふざけられたものだと感心(かんしん)される位(くらい)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...趙家の者にお前がふざけたのは...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...「曾呂利などとは、ふざけた名前だ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...若い女と一疋(ぴき)の大狒々(おおひひ)とがふざけ散らしながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...」門番はひどくふざけたやうな態度をして...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...彼は初めから悪ふざけの気分で自分が餓鬼大将になり...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...私は決してふざけているのではない...
外村繁 「澪標」
...まずざっとこんなもんで」「巫山戯(ふざけ)るなよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いつでもふざけるにきまっている三上(みかみ)さえも...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...Kにはわからないさまざまなふざけた言葉を叫びかけ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...これ位の熱さ!」「ふざけてゐやがら――」「弱虫な奴等ぢやないか!」「あのモダン・ガールの態(ざま)はどうだい...
牧野信一 「熱い砂の上」
...「ふざけるない、土竜の無精馬奴、びんた一つ喰はさうかえ...
牧野信一 「夜見の巻」
...少しはふざけたいのもかれとして無理(むり)はなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...その弱味をかくす爲めに、又ふざける...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...従兄には生まれたばかりの子をいれて、七つを頭に四人の子供があったが、上の二人は、寿女を呼ぶのに、「らくだ、らくだ」と囃したてて、よく、ふざけて、その背に飛びついたり、瘤を叩いたりしてキャッキャッと騒いだ...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...ふざけるな」「わかったよ...
山本周五郎 「季節のない街」
...」ふざけて、そんなことを云ってみたりまでしているが、私にはそれほど魅力もない茶碗だ...
横光利一 「夜の靴」
...……ふざけやがって...
吉川英治 「私本太平記」
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