...「何をふざけるのだ」とまっかになって怒(おこ)りだして...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...私も知らぬ振りして他のお客とふざけ合い...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...ふざけた着物を着て...
太宰治 「服装に就いて」
...何故(なぜ)喧嘩(けんか)が起らないのだろう? 昨夜もあんなに四人の男は仲好(なかよ)くふざけていたじゃないか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...葉子も清川とふざけている瑠美子を促して...
徳田秋声 「仮装人物」
...こうしたふざけた態度は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...調子は少しふざけていて...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...はては二匹で盛んにふざけちらす...
豊島与志雄 「猫」
...自分は湯治廻りとはかなりふざけている...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふざけたいたずら者に閨(ねや)の外で立場を失わせ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの婆さんでも殺されると死ぬのかい」雪之助はまだ巫山戯(ふざけ)氣分です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そうやって二人は半ばふざけて争っていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...君の好きなように使いなさい」この特異な人物は彼の最後の言葉の中に思いっきりふざけた調子を込めたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ふざけるのはよしなさい...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ふざけて客を笑はしたから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...悪るふざけをしたりすると直ぐに真似をしますよ...
牧野信一 「秋・二日の話」
...真面目な「悪ふざけ」がして見たいやうな狂暴を感じました...
牧野信一 「舞踏会余話」
...またよくふざけたりしていらっしゃるというのでは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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