...尾(お)のふさふさした大きな犬...
有島武郎 「火事とポチ」
...髪の毛を房々(ふさふさ)と分けた好男子...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...戦利品としてかれらの橇からたった一つのふさふさした尾をだらりと垂らしつつ宿屋をもとめて帰っていく狩猟家たちを見ることであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...脚はふさふさ毛の生えた山羊の脚...
太宰治 「諸君の位置」
...豊かな金髪をちぢらせてふさふさと額(ひたい)に垂らしている...
太宰治 「もの思う葦」
...房々(ふさふさ)した髪の毛を靡(なび)かせて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...そのため私には一そうふさふさと見事に見えるのであった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...褐色(かっしょく)の細葉を房々(ふさふさ)とつけ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...真白な花をふさふさとつけていました...
豊島与志雄 「白藤」
...一杯に開けた胸には毛がふさふさと生えて居る...
長塚節 「おふさ」
...初々しき大嶋田結ひ綿のやうに絞りばなしふさふさとかけて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...ふさふさとした八重の花びらを点綴(てんてつ)している...
火野葦平 「花と龍」
...ふさふさと黒髪をのぞかせ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...髪の毛はふさふさ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ふさふさした明色の髪の毛が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...鳥のはね毛のようにふさふさしていました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ふさふさした黒髪(くろかみ)が夜風(よかぜ)に逆立(さかだ)ちそうだった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ふさふさした黒い渦まき髪といい...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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