...桶の底の穴をふさぐ栓をぬくと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...爆弾が通り抜けると直ちに収縮(しゅうしゅく)して穴をふさぐから水を吸い込む余裕のないこと...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...放牧された牛の行手をふさぐことなどがあって...
高浜虚子 「別府温泉」
...かきなやむ四人の大地魚店風景ならべられてまだ生きてゐる□・笠ぬげば松のしづくして□・しぼんだりひらいたりして壺のかきつばた・こゝろふさぐ夜ふけて電燈きえた(事実そのものをとつて)六月廿一日 同前...
種田山頭火 「行乞記」
...こうして眼をふさぐたびに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...耳をふさぐことはできない...
永井隆 「この子を残して」
...口をふさぐためここまで尾行してきたに相違ない...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...アコ長はありあう木ぎれでピッタリと油壺の蓋をふさぐと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...耳をふさぐやうにして荒武者は逃げ出しました...
牧野信一 「捜語」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...あえてあからさまに過去と現在とを告げて徴求の源をふさぐ...
森鴎外 「なかじきり」
...その方角の穴をふさぐからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おゆみの逃げ道をふさぐようにおもえた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...主君の口をふさぐように...
吉川英治 「三国志」
...二回にわたるこんな五月雨紀行で責めをふさぐなどの無責任をお見せしたが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...こころよげな目をふさぐ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ひとつ魂にふと戦慄の眼をふさぐだけだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それに眼をふさぐ瞬間――思わず手は耳へ行って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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