例文・使い方一覧でみる「ふく」の意味
スポンサーリンク...脛のまん中どころにも達する乘馬靴と觸れあふくらゐである... 
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...「死んだおふくろと申すのは...
芥川龍之介 「運」
...成功調査に危ふくなつてゐる土地がありますが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そこでその二人に対して恐ろしい復讎（ふくしゅう）を思い立ったのだ...
江戸川乱歩 「鬼」
...すこしずつふくれてきたではありませんか...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...第九食物（しよくもつ）も衣服（いふく）の如（ごと）く分限（ぶんげん）によるは勿論（もちろん）なれど...
關寛 「養生心得草」
...彼が魚を啣（ふく）んだと見ると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...たらふく御馳走（ごちそう）になって帰って行ったのだったが...
徳田秋声 「縮図」
...小さい方は金を多くふくんでいるとのことで...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...福神漬（ふくじんづけ）の缶（かん）ほどな複雑な器械が乗せてある...
夏目漱石 「三四郎」
...單に綿を入れてふくらましたものでは無く...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふくらはぎの肉が落ちた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...白竜（はくりょう）魚服（ぎょふく）して予且に射られた故事に似て居る...
南方熊楠 「十二支考」
...少しも生気というものがなく顔は青みをふくんで淋（さび）しい以上の淋しい感銘であった...
室生犀星 「津の国人」
...国家の最小限の目的に含（ふく）まれているから...
矢部貞治 「政治学入門」
...左右の根っ株もふくれ過ぎている」という事も同時に気付かれるであろうと考えられます...
夢野久作 「鼻の表現」
...吉宗は微笑をふくむ...
吉川英治 「江戸三国志」
...幾ぶんか雨気をふくんだ風である...
吉川英治 「新書太閤記」
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