例文・使い方一覧でみる「ふく」の意味

...胴中（どうなか）をふくらませたような形をして... 胴中をふくらませたような形をしての読み方
海野十三「恐龍艇の冒険」

...神（じんじ）の前の朝（あけ）神主沐浴斎戒（もくよくさいかい）し斎服（さいふく）をつけて本社に昇（のぼ）り... 神の前の朝神主沐浴斎戒し斎服をつけて本社に昇りの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...『この格子（こうし）の中（うち）より君等（きみら）を祝福（しゅくふく）せん... 『この格子の中より君等を祝福せんの読み方
アントン・チエホフ　Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳「六号室」

...「年中洗濯の手腕を自慢しているおふくろ」... 「年中洗濯の手腕を自慢しているおふくろ」の読み方
谷譲次「踊る地平線」

...鱈（たら）ふく御馳走になつた後では... 鱈ふく御馳走になつた後ではの読み方
谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のをんな」

...人をして思わず鼻孔をふくらませる... 人をして思わず鼻孔をふくらませるの読み方
豊島与志雄「梅花の気品」

...つづいて五羽も七羽もきてふくらんだ胸のへんにささ波をたてて矢のように進む...
中勘助「島守」

...をとめは戀戀の羞をふくんであけぼののやうに爽快な　別製の皿を運んでくる仕組私はゆつたりとふほふくを取つておむれつ　ふらいの類を喰べた...
萩原朔太郎「青猫」

...流れる水はふくらんでいる――何処（どこ）にか... 流れる水はふくらんでいる――何処にかの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...思わせぶりな科（しぐさ）で盃をふくんでおりますのは... 思わせぶりな科で盃をふくんでおりますのはの読み方
久生十蘭「魔都」

...迫り來る空腹（くうふく）に堪へられないで... 迫り來る空腹に堪へられないでの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...福音（ふくいん）を信じる... 福音を信じるの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...大きな大きな梟（ふくろう）や... 大きな大きな梟やの読み方
宮沢賢治「貝の火」

...おふくみのあることか」と... おふくみのあることか」との読み方
吉川英治「三国志」

...幾ぶんか雨気をふくんだ風である... 幾ぶんか雨気をふくんだ風であるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...つよい自信がふくまれていた... つよい自信がふくまれていたの読み方
吉川英治「田崎草雲とその子」

...噛んでふくめるように話したことを彼等もどうやら理解して... 噛んでふくめるように話したことを彼等もどうやら理解しての読み方
吉川英治「人間山水図巻」

...苦笑をふくんで呆れていた... 苦笑をふくんで呆れていたの読み方
吉川英治「梅里先生行状記」

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