...偶然その先生の風(ふうぼう)に接した...
芥川龍之介 「追憶」
...緑雨の風(ふうぼう)...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...今の帝大学生は既に先生の風(ふうぼう)を知らず...
辰野隆 「浜尾新先生」
...遥かに氏の学者的な風(ふうぼう)を想う傍ら...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...元来禁欲僧(そう)じみた風貌(ふうぼう)の彼にはよく似合う刈(か)りたての頭をして...
田中英光 「オリンポスの果実」
...実に悲しくも滑稽(こっけい)にして颯爽(さっそう)たる風(ふうぼう)は今でも記憶に新たである...
寺田寅彦 「柿の種」
...前側にすわって扇子をつかっている小夜子の風貌(ふうぼう)は...
徳田秋声 「仮装人物」
...以前(いぜん)のやうな荘重典雅(そうてうてんが)の風貌(ふうぼう)がなくなつて...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...更生の蕪村は別趣の風貌(ふうぼう)を帯びたか知れない...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...八犬伝の八犬士の気質風貌(ふうぼう)を...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...四人とも皆高い貴族の子供たちで風貌(ふうぼう)が凡庸でない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...東堂もまた風(ふうぼう)人に優れて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...周作その人も――その厳しく重厚な風貌(ふうぼう)はべつとして...
山本周五郎 「花も刀も」
...明眸の道士が芥川龍之介さんの風(ふうぼう)を聯想させるのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...遙かに脅迫的な日本左衛門のむッつりした風(ふうぼう)が今も自分の背中に...
吉川英治 「江戸三国志」
...しかし短檠(たんけい)の光に照らされたその風貌(ふうぼう)をみるに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...組しやすい風貌(ふうぼう)の持ち主と見えるせいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの各の風貌(ふうぼう)も地上から消されるのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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