...「覆面算」ふうなものが加はつた場合がある...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...てめえはてえそうきいたふうな言(こと)をぬかすのう...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...血まみれになったというふうな...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...大たいこんなふうな調子で言われましたので...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...彼がわがままからこんなふうな生活をやっているのではなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「最初の苦悩」
...そういうふうなものが何があるかということを考えてみますと...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...そんなふうなフンマンでした...
三好十郎 「恐怖の季節」
...奥のほうは暗くて気味が悪いと夕顔が思うふうなので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなふうな態度に出てくればおもしろくなかった旧恨というものも消されるだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恨みの解けぬふうな夫人をなだめて翌日はずっとそばを離れずにおいでになったあとでは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いどみかかるふうな冗談(じょうだん)もよく言いかけるのだった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...というふうなことだったよ」「鯨はときどきあがったらしいよ」と鉄さんは穏やかに云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...駄犬の代表者といったふうなごくつまらない犬だったが...
山本周五郎 「竹柏記」
...ともかくそんなふうな声を出し...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...ものがいえないふうなのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...啓之助が気を試そうとするふうなので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...わしはちょっくら芝居に行く――なんて言ったもんです」「ああいうふうな幕は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...クイというふうな鋭い音である...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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