...急に体を鞭(むち)のやうにぴんとさせた...
芥川龍之介 「蛙」
...ぴんぴん生きている物質があるのではないかと思う...
海野十三 「宇宙戦隊」
...素寒貧(すかんぴん)でゐるよりも...
薄田泣菫 「茶話」
...またその声がぴんと張った索のように震えているのがわかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...またぴんと張った太鼓の頂きを打ったように周囲何ロッドにわたって鳴りひびくのにおどろいた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ぴんとくるものがあった...
高見順 「いやな感じ」
...一日か二日でぴんぴんしてしまふ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...貴重な天稟(てんぴん)であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...別嬪(べっぴん)のベルトでさえそれに心を打たれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頭だけを僧体にした見慣れない人品(じんぴん)が一つあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...別嬪(べっぴん)がいますとさ」「そうか」「あなた...
中里介山 「大菩薩峠」
...煮え切ってぴんぴんしているものは沢山(たんと)ないようだ...
夏目漱石 「虞美人草」
...薩摩(さつま)の強弓(ごうきゅう)に新しく張った弦(ゆみづる)のごとくぴんと薄を押し分けて...
夏目漱石 「二百十日」
...笹はさからうようにぴんぴん跳ねかえった...
本庄陸男 「石狩川」
...そこで早速に同書を閲覧してみたらその巻之四に「千手原(せんじゅがはら)是は千手崎(せんじゅがさき)より続き赤沼原(あかぬまがはら)の南西によれり広さ凡一里半余も有ける由茲は徃反する処にあらねば知れるものすくなし千手(せんじゅ)がぴんと称する草花の名産を生ず」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それに天稟(てんぴん)ともいうべき筒井の言葉づかいの高雅なことは...
室生犀星 「津の国人」
...ぴんと張りつめたロープが...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...夜来頻々(ひんぴん)...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索