...がたりびしりと手当り強く...
泉鏡花 「歌行燈」
...がたりびしりと欄干(らんかん)を探(さぐ)り居(ゐ)たり...
泉鏡太郎 「怪力」
...杖(つゑ)以(も)てがたりびしりと探(さぐ)る――其(そ)の頭上(づじやう)には怪(あや)しき雲(くも)のむら/\とかゝるのが自然(しぜん)と見(み)える...
泉鏡太郎 「怪力」
...分(わ)けて爰(こゝ)に、がたりびしりは、文章(ぶんしやう)の冴(さえ)で、杖(つゑ)の音(おと)が物凄(ものすご)く耳(みゝ)に響(ひゞ)く...
泉鏡太郎 「怪力」
...兎はぴよんと飛びしりぞいて唾を避け...
太宰治 「お伽草紙」
...兎はぴよんと飛びしりぞいて唾を避け...
太宰治 「お伽草紙」
...あわただしく後(あと)をびしりと閉めた...
田中貢太郎 「女の怪異」
...眞面(まとも)にびしりと何かを叩きつけられたやうな氣持だつた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...びしりッと置土産(おきみやげ)にひと鞭くれて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...すぐ日吉の横顔へびしりと鳴った...
吉川英治 「新書太閤記」
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