...びしょ濡れとはいえ...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...私はびしょ濡れになって度胆を抜かれ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...着物も履物(はきもの)もびしょ濡れになった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...焦生と友達は雨にびしょ濡れになって宿へ帰った...
田中貢太郎 「虎媛」
...犬も馬も鶏もみんなびしょ濡れで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...びしょびしょ濡れていた...
徳田秋声 「黴」
...みんなびしょ濡れ...
中島敦 「光と風と夢」
...全身びしょ濡れになり...
久生十蘭 「肌色の月」
...雨にびしょ濡れになっても...
火野葦平 「花と龍」
...ダットサンロードスターの悲しさ、雨にあひ、びしょ濡れ、新橋を一時二十何分...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...びしょ濡れの水で重くなった彼の外套は解け...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...圭介は慌てて吹き降りの中にびしょ濡れになりながら飛び下りた...
堀辰雄 「菜穂子」
...雨の中をびしょ濡れになった駅員が何か罵(ののし)りながら走り去るような姿も窓外に見られた...
堀辰雄 「菜穂子」
...博士号の立派なガウンの裾をびしょ濡れにしてしまったのでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...たしかに海岸の空気は吸いましたがびしょ濡れで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんの目的で自分がびしょ濡れのまま歩いているのか知らなかった...
山川方夫 「演技の果て」
...血でびしょ濡れになっている襟がみをつかみ起した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...びしょ濡れの着物をとおして骨までも沁みこむ寒さばかりでなくて...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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