...いくら借りになっていてもびくともしないという自信もなくって...
有島武郎 「或る女」
...怪物群の組みたてているかべは、びくともしない...
海野十三 「海底大陸」
...びくともしないよ...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...びくともしない神だから...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...君はびくともしないんだろう?」プラットは落着いていた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...殴りつけてもびくともしないような...
豊島与志雄 「悪夢」
...びくともしないで尻を落付けていた...
豊島与志雄 「神棚」
...びくともしない高飛車な眼付だった...
豊島与志雄 「小説中の女」
...押してもびくともしないほどの根強さで頑張っていた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...それくらいのことではびくともしない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうして私が二合や三合の酒を呑んでもびくともしないことは...
浜尾四郎 「死者の権利」
...氷屋の旗がびくともしない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...びくともしないぞ!」と...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...長岡液を浴びた第一師団の勇士たちは、毒の煙につつまれても、びくともしない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...黒潮の流(ながれ)の底に、安らかにねむれ!○『荒鷲』隊が敗れたのを見た、航空母艦『オリオン』と、二十隻の運送船は、やけくそになって、高角砲を乱射乱撃、射って射って射ちまくったけれど、怪物『富士』は、だまっていて、びくともしない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...温室のガラスはぶ厚くて猛獣にもびくともしないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...大人はびくともしないで...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...」「びくともしないよ...
室生犀星 「命」
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