例文・使い方一覧でみる「ひん」の意味

...挙人老爺は贓品（ぞうひん）の追徴が何よりも肝腎だと言った... 挙人老爺は贓品の追徴が何よりも肝腎だと言ったの読み方
魯迅井上紅梅訳「阿Ｑ正伝」

...しかも彼の贓品（ぞうひん）はそれ丈けではない）一体まあ... しかも彼の贓品はそれ丈けではない）一体まあの読み方
江戸川乱歩「黄金仮面」

...こいつをひんむいてくれ... こいつをひんむいてくれの読み方
江戸川乱歩「鉄塔の怪人」

...まるで貴族のお嬢様が貧民窟（ひんみんくつ）を訪れたように... まるで貴族のお嬢様が貧民窟を訪れたようにの読み方
谷崎潤一郎「痴人の愛」

...」ジョーンズは目をひんむき... 」ジョーンズは目をひんむきの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「赤毛連盟」

...頻年（ひんねん）何となく咆哮（ほうこう）して... 頻年何となく咆哮しての読み方
徳富蘇峰「吉田松陰」

...もはや身を守り得ないほど死に瀕（ひん）してはいるがまだ苦痛を感ずるくらいの命はある病める牡牛（おうし）を... もはや身を守り得ないほど死に瀕してはいるがまだ苦痛を感ずるくらいの命はある病める牡牛をの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...離屋に住んでゐる杉本友之助が頻繁（ひんぱん）に使つて居り... 離屋に住んでゐる杉本友之助が頻繁に使つて居りの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...夫の寛治氏も瀕死（ひんし）の彼女の枕辺（まくらべ）にあって... 夫の寛治氏も瀕死の彼女の枕辺にあっての読み方
長谷川時雨「芳川鎌子」

...博物館（はくぶつかん）の陳列品（ちんれつひん）は皆（みな）... 博物館の陳列品は皆の読み方
濱田青陵「博物館」

...負傷者を運ぶ途上でも空襲警報は頻々（ひんぴん）と出たし... 負傷者を運ぶ途上でも空襲警報は頻々と出たしの読み方
原民喜「廃墟から」

...其様（そん）な不見識な事は私の尤も擯斥（ひんせき）する所だったが... 其様な不見識な事は私の尤も擯斥する所だったがの読み方
二葉亭四迷「平凡」

...問屋が糧秣品（りょうまつひん）を納めて... 問屋が糧秣品を納めての読み方
森鴎外「蛇」

...甚だ頻繁（ひんぱん）に風説せられるようになったけれども... 甚だ頻繁に風説せられるようになったけれどもの読み方
柳田国男「山の人生」

...『想山著聞奇集（しょうざんちょもんきしゅう）』などに詳しく説いた美濃・信濃の山々の狗賓餅（ぐひんもち）... 『想山著聞奇集』などに詳しく説いた美濃・信濃の山々の狗賓餅の読み方
柳田国男「山の人生」

...それは嗜好品（しこうひん）としてはかなり珍重されるが... それは嗜好品としてはかなり珍重されるがの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...足利貞氏は多年の病が重って危篤（きとく）に瀕（ひん）していたのである... 足利貞氏は多年の病が重って危篤に瀕していたのであるの読み方
吉川英治「私本太平記」

...公邸の貴賓室（きひんしつ）へ通して... 公邸の貴賓室へ通しての読み方
吉川英治「新・水滸伝」

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