...縦令(たと)ひわれ老いたりとて...
巌谷小波 「こがね丸」
...老樹(らうじゆ)の幹のごとひわれ巨巖の如き大頭(おほがしら)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ひわれ巨巌の如き大頭(おほがしら)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ぜひわれわれの軍事同盟をつくりあげねばなりません...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ぜひわれわれに力を貸して下さい」「はい...
海野十三 「火星兵団」
...干割戸(ひわれど)に爪だちよれり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...書斎も母屋(おもや)も壁の亀裂(ひわれ)もまだ其ままで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...水田(みずた)まで乾いてひわれました...
豊島与志雄 「ひでり狐」
...キチキチとひわれる音...
中勘助 「独り碁」
...木材のひわれる音に神経を悩まして...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...「たとひわれ死のかげの谷を歩むとも禍害(わざはひ)をおそれじ...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...「たとひわれ仏をえたらんに...
三木清 「親鸞」
...「たとひわれ仏をえたらんに...
三木清 「親鸞」
...その笛の音いろの到(とど)かんところにはかならず笛のねいろを聞くものあらんと羽がひやさしきものの静かに耳を傾け杖などもちてあらんと思ひわれにもあらぬあさましき我がなす笛のいつにならば鳴らずなるものか...
室生犀星 「忘春詩集」
...ぜひわれら両名にも...
吉川英治 「三国志」
...うす紅(べに)に葉はいちはやく萌え出でて咲かむとすなり山ざくら花花も葉も光りしめらひわれのうへに笑み傾ける山ざくら花かき坐る道ばたの芝は枯れたれやすわりてあふぐ山ざくら花うらうらと照れるひかりにけぶりあひて咲きしづもれる山ざくら花刈りならす枯萱山の山はらに咲きかがよへる山ざくら花...
若山牧水 「樹木とその葉」
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