...僕等は午飯(ひるめし)をすませた後(のち)...
芥川龍之介 「海のほとり」
...――僕は午飯(ひるめし)の世話にならないうちに姉の家を出ることにした...
芥川竜之介 「歯車」
...晝食(ひるめし)でも遣(や)り度(た)いものだな...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...午飯(ひるめし)の後で口実をこしらえて舗を出て...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...午食(ひるめし)は食べたくないと云つて食はなかつた...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...敵を前に控えて悠々(ゆうゆう)と午餐(ひるめし)をくう諸君の勇気は――立花宗茂(たちばなむねしげ)に劣らずというべしだ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...午飯(ひるめし)を済(す)ますや否や...
夏目漱石 「それから」
...十二時かっきりに午飯(ひるめし)を食うつもりで...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...叔父さんはまだ午飯前(ひるめしまえ)なんだ」お延を引張って...
夏目漱石 「明暗」
...その西洋料理へ行って午飯(ひるめし)を食うのについて趣向があるというのですか」と主人は茶を続(つ)ぎ足して客の前へ押しやる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ただ午餐(ひるめし)と晩餐(ばんめし)の前に火酒(ウォツカ)を一杯やるだけで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...午食(ひるめし)までの時間を彼女のお手本にする小さいスケッチを二三枚畫いて過さうと思つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...伊豆なんかはお米をかついで行ってひるめしだけ三円...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...粃米(しいな)の粉であってこれを午食用(ひるめしよう)に供し...
柳田国男 「木綿以前の事」
...やはりひるめしに出たときのことであるが...
山本周五郎 「年の瀬の音」
...この午餐会(ひるめしかい)は」「何事か...
吉川英治 「新・水滸伝」
...城外のいぶせき飯屋(めしや)でひるめしの白麺(うどん)を二人してすすっていると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...朝飯と午飯(ひるめし)をかねて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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