...ひょこひょこ出て行(ゆ)く...
泉鏡花 「歌行燈」
...すると釜はひょこひょことおりて来て...
田中貢太郎 「唖の妖女」
...おまけに四つ脚でひょこひょこ小刻みに踊るような運動を演じているところは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...ひょこひょこと玄関先へ出て来るのに出逢った...
徳田秋声 「黴」
...分寿々廼家へもひょこひょこ遊びに来...
徳田秋声 「縮図」
...明るい歩道のはじをひょこひょこ辿りながら...
豊島与志雄 「人の国」
...あそこを通りかかった時にひょこひょこと質朴な老軍人が坂を上って来ると思ってよく見たらそれが乃木将軍であった...
中里介山 「生前身後の事」
...ひょこひょことついて行くのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その筵(むしろ)の上にひょこひょこ動いている男が...
原民喜 「夏の花」
...ひょこひょこ回り始めた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...私がひょこひょこ...
三浦環 「お蝶夫人」
...ヤアとひょこひょこやって来て! 二十八日(きのう)お仲人をやるのにどうしても金がいるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
八木重吉 「貧しき信徒」
...ひょこひょこ歩きかけました...
吉川英治 「江戸三国志」
...ひょこひょこ奥曲輪の局(つぼね)へ顔をあらわすと...
吉川英治 「新書太閤記」
...裏山へひょこひょこ登って行っちゃあ...
吉川英治 「旗岡巡査」
...ひょこひょこ出かけることはまず見合わせだ!」で...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...ひょこひょこと、道の上を往(い)ったり来たり、溝から溝へ、また穴から穴へ、時間ぎめの出張教授...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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