...何かまた別の消閑法(ひまつぶし)を考へ出さにやならんのか?』私は冷(ひや)りとした...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...それでも三左衛門は湯治(とうじ)の間の隙潰(ひまつぶし)にその主翁を対手(あいて)にしていた...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...「それは悪いひまつぶしというものだ...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...まずひまつぶしに適している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どうやら主人は時々ひまつぶしにこんなことをしているものらしい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大勢の人々のひまつぶしな冗談として...
宮本百合子 「行く可き処に行き着いたのです」
...名前いかがです? すこしはお考えになった? お正月のひまつぶしにお考え下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし愉快な暑中休暇なんぞには1905少しは自由を得て暇潰(ひまつぶし)な事も遣られるようだと好いのですが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...メフィストフェレスそいつは難有(ありがた)過ぎた暇潰(ひまつぶし)ですて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(ウェルギリウス)(a)わたしはこれ以上に新規なひまつぶしを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まるで彼らを我々のひまつぶしに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...猫のほうこそわたしを相手にひまつぶしをしているのではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...果してわたしにとって単なるひまつぶしにすぎなかったろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(ホラティウス)「君はもっと楽なひまつぶしを知らないのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...passe-temps〔ひまつぶし〕とか passer le temps〔時をすごす〕とかいうあの日常の言葉は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いちいちひまつぶしに見てあるいている...
吉川英治 「江戸三国志」
...こんな往来評議もこけのひまつぶしでしかないわ...
吉川英治 「私本太平記」
...待つ者がくるひまつぶしに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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