例文・使い方一覧でみる「ひねもす」の意味


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...ひねもすのたたかひの名残(なごり)の声か...   ひねもすのたたかひの名残の声かの読み方
石川啄木 「詩」

...ひねもす、日はただサルオガセのまといついた一本のエゾ松が立っている荒れた沼地の表面を照らし、小さな鷹が頭上を舞い、シジュウカラが常磐木(ときわぎ)の葉がくれにさえずり、シャコと兎がその下にこそこそやっている...   ひねもす、日はただサルオガセのまといついた一本のエゾ松が立っている荒れた沼地の表面を照らし、小さな鷹が頭上を舞い、シジュウカラが常磐木の葉がくれにさえずり、シャコと兎がその下にこそこそやっているの読み方
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」

...ひねもすうすぐらいお部屋のおくにとじこもっていらしってしょざいなくおくらしなされましては...   ひねもすうすぐらいお部屋のおくにとじこもっていらしってしょざいなくおくらしなされましてはの読み方
谷崎潤一郎 「盲目物語」

...ひねもす御しゅえんがござりまして...   ひねもす御しゅえんがござりましての読み方
谷崎潤一郎 「盲目物語」

...されば料理の材料おのづから粗悪となりてこれを食(くら)へば終日(ひねもす)胸苦(むなぐる)しきを覚ゆ...   されば料理の材料おのづから粗悪となりてこれを食へば終日胸苦しきを覚ゆの読み方
永井荷風 「矢はずぐさ」

...ひねもす彼は、服従でうんざりしてゐた聡明な彼、だがあのいやな顔面痙患つてをり、その目鼻立ちの何処となく、ひどい偽嬌を見せてゐた...   ひねもす彼は、服従でうんざりしてゐた聡明な彼、だがあのいやな顔面痙患つてをり、その目鼻立ちの何処となく、ひどい偽嬌を見せてゐたの読み方
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」

...ひねもすけふも光れるぞ...   ひねもすけふも光れるぞの読み方
萩原朔太郎 「吹雪」

...ひねもす生殖のいとなみ……それでよいではございませんか...   ひねもす生殖のいとなみ……それでよいではございませんかの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...終日(ひねもす)寢(ね)て居(い)ても咎(とが)むる人(ひと)は無(な)し...   終日寢て居ても咎むる人は無しの読み方
樋口一葉 「われから」

...行い澄ました顔でひねもす長い胴着を編みかえし...   行い澄ました顔でひねもす長い胴着を編みかえしの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...捕虫網をかついでひねもす野山を駆け廻る習慣だが...   捕虫網をかついでひねもす野山を駆け廻る習慣だがの読み方
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」

...(七月二十九日)七十九○夏の長き日を愛すといへる唐のみかどの悟りがほなるにひきかへ我はかび生(お)ふる寝床の上にひねもす夜もすがら同じ天井を見て横たはることのつらさよ...   七十九○夏の長き日を愛すといへる唐のみかどの悟りがほなるにひきかへ我はかび生ふる寝床の上にひねもす夜もすがら同じ天井を見て横たはることのつらさよの読み方
正岡子規 「病牀六尺」

...終日(ひねもす)兀坐(こつざ)するわが読書の窓下(そうか)に...   終日兀坐するわが読書の窓下にの読み方
森鴎外 「舞姫」

...(c)ひねもす的を射る時は...   ひねもす的を射る時はの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...春のひねもすを舞い明かし舞い暮しているとも考えられる...   春のひねもすを舞い明かし舞い暮しているとも考えられるの読み方
夢野久作 「能とは何か」

...終日(ひねもす)...   終日の読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...遂にひねもすの山狩むなしく見ることができなかった...   遂にひねもすの山狩むなしく見ることができなかったの読み方
吉川英治 「増長天王」

...終日(ひねもす)...   終日の読み方
吉川英治 「平の将門」

「ひねもす」の書き方・書き順

いろんなフォントで「ひねもす」


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