...虱(しらみ)だか捻(ひね)っています...
泉鏡花 「薄紅梅」
...女がお捻(ひねり)を下へ投げると...
泉鏡花 「薄紅梅」
...「誰れだらう?」天聲は得意げに首をひねる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...たしかに風が通っていく」「やっぱり生(なま)ぐさい風だね」「いや、さっきの生ぐさい風とはすこしちがうようだ」監督ケンが、首をひねる...
海野十三 「恐竜島」
...(2)ではちょっと頭をおひねりになるでしょう...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...しきりに首をひねり始めた...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...一つ捻(ひね)ってあげるから入(い)らッしゃいよ」などと...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...逆(ぎゃく)に腰(こし)をひねって松男君(まつおくん)を投(な)げ出(だ)してしまった...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
...その手足の柔かいのに首を捻(ひね)りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かねて気にかかっていたつまらぬことがらを大事件らしくひねくりまわすことができると...
服部之総 「咸臨丸その他」
...もうすこし頭をひねって見ようか」と言って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひねくれたようなところはすこしもない...
久生十蘭 「だいこん」
...鉈豆(なたまめ)煙管をひねくりまわしている...
火野葦平 「花と龍」
...いくらひねくりかえして見ても駄目である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...首をひねって云った...
山本周五郎 「さぶ」
...春ひねもすを小机の...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...ほかの武官たちが首をひねッているうちに...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...必ず刀をひねくり返して見せることは忘れない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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