...過ぎにしも過ぎせぬ過ぎしひと時に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...過ぎにしも過ぎせぬ過ぎしひと時に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...このひと時……幸...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「カンタタ」
...ひと時も早く、その二品を江戸までとどけなければなりません...
豊島与志雄 「鬼カゲさま」
...ひと時の隙間なのだ...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...この子がほんのひと時でも私から父の愛を受けて悦んでくれたら……...
永井隆 「この子を残して」
...駅員はその傍に立って、ひと時、顔を見ていたが、いかにも異様なので、そっと手に触ってみると、氷のように冷たくなっている...
久生十蘭 「悪の花束」
...じぶんの魂をひと時...
久生十蘭 「雲の小径」
...「清兵衛さん、すると、ずっとその島のイギリス人どもといっしょにいたわけなのかい」清兵衛は、なぜか急に狼狽して、「異人といっしょに居りましたのは、ほんのひと時で、間もなく、私らだけで、ほかの島に移りました」清兵衛らの移ったのは、ペール島の北にある、周り十里ほどの島で地味が肥え、黒土が六尺もあって、なにによらず、蒔いてものの成らぬということはない...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...さらに私よりひと時代前の人たちは...
正岡容 「寄席行燈」
......
三好達治 「南窗集」
...みやこに上られてから四百何十日のあいだにお文おかきあそばすひと時もなかったとは...
室生犀星 「津の国人」
...ひと時は榮ゆといへども...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...それでなくともこの元旦のひと時は飯尾さんにとっては一年中での緊張の極点であったらしい...
矢田津世子 「父」
...このひと時に若返る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ひと時代の大曼陀羅ですから...
吉川英治 「小説のタネ」
便利!手書き漢字入力検索