...秋風死ぬる夕べの入日の映のひと時...
石川啄木 「公孫樹」
...心のうるみ切なきひと時...
石川啄木 「公孫樹」
...五月といへば、此処(ここ)北海の浦々でさへ、日は暖かに、風も柔らいで、降る雨は春の雨、濡れて喜ぶ燕の歌は聞えずとも、梅桃桜ひと時に、花を被(かづ)かぬ枝もなく、家に居る人も、晴衣して花の下(もと)ゆく子も、おしなべて老も若きも、花の香に酔ひ、人の香に酔ひ、酔心地おぼえぬは無いといふ、天が下の楽しい月と相場が定ツて居るのに、さりとは恁(か)うした日もあるものかと、怪まれる許りな此荒磯の寂寞を、寄せては寄する白浪の、魂の台までも揺がしさうな響きのみが、絶間もなく破ツて居る...
石川啄木 「漂泊」
...諸君の債権者からひと時を不当にうばって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...露の世に Dans un monde de roseぼたんの花の下で Sous la fleur de pivoineお目にかかったひと時(意訳) rencontre d'un instant.ポール・ルイ・クウシュウ Paul Louis Couchoudというのでございました...
高浜虚子 「俳句への道」
...キャバレー・ルビーの夜のひと時...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...「たしかにこのひとだった」と、ジャンヌはつぶやき、ひと時、呆然(ぼうぜん)と二人のあとを見送っていた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...駅員はその傍に立って、ひと時、顔を見ていたが、いかにも異様なので、そっと手に触ってみると、氷のように冷たくなっている...
久生十蘭 「悪の花束」
...いやというほど水を飲み、化けそこなった水の精のように、髪から滴(しずく)をたらしながら岸に這いあがると、気ぬけがして、ひと時、茫然と草の中に坐っていた...
久生十蘭 「肌色の月」
...ひと時も保合(もちあ)えぬようなところにまで迫ってきた...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...黄昏のひと時に咲く紫の虹とも...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...★池のほとりの黄昏(たそがれ)は手ぶくろ白きひと時なり草を藉(し)き静かにもまた坐るべし古き言葉をさぐれども遠き心は知りがたし我が身を惜しと思ふべく人をかなしと言ふ勿れ★鵞鳥は小径を走る...
三好達治 「測量船」
......
三好達治 「故郷の花」
...ひと時は目に見しものをかげろふのあるかなきかを知らぬはかなき(晶子)宇治の山荘では浮舟(うきふね)の姫君の姿のなくなったことに驚き...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明日は別れなければならぬひと時の食事に...
室生犀星 「津の国人」
...野の遊びのひと時はしずかに去って行った...
室生犀星 「姫たちばな」
...ひと時代の大曼陀羅ですから...
吉川英治 「小説のタネ」
...ほんのひと時であろうと...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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