例文・使い方一覧でみる「ひとわたり」の意味
スポンサーリンク...」十一娘はひとわたりそれを見た... 
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...少なくもひとわたりはいろいろちがった物がかいてみたかった...
寺田寅彦 「自画像」
...ただ電気のテクニックの上皮だけをひとわたり承知しただけで...
寺田寅彦 「路傍の草」
...彼は開けられた戸口から内の様子をひとわたり覗いてみた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...まずひとわたり家の間取りを見せてもらいます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その後でひとわたり一座の者の顏を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひとわたり部屋の中を見廻しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四平次の仕事はひとわたり家の内外を見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手人（ほし）の見當は？」ひとわたり調べが濟むと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひとわたりグルリと公園のなかを見まわす...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ひとわたり子供を見わたした...
本庄陸男 「白い壁」
...ひとわたり鳥の運動を済せて池の上に放つたかとおもふと...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...」ひとわたり悪態の連（つら）ねが回ると...
牧野信一 「武者窓日記」
...農村で使う一渡（ひとわたり）の品が皆揃えてあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ひとわたり放浪ちゅうの話が済むと...
山本周五郎 「おれの女房」
...初めにひとわたり眺めまわし...
山本周五郎 「季節のない街」
...ひとわたり芸がすむと女が立って来てはげたお盆をつきだし一銭二銭と金を集めてまわった...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...ひとわたりそれを一同に見せびらかして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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