...これを他人事(ひとごと)と思ってはいけないぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分を唄っているのかひとごとか...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで他人事(ひとごと)のように...
中島敦 「斗南先生」
...ひとごとながら気になる...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...すると森本もまるで他事(ひとごと)のように同じく大きな声を出して笑い始めたが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ひとごとではなく思われた...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...他人事(ひとごと)のやうに云つて...
林芙美子 「浮雲」
...他人事(ひとごと)のように笑っていたというではありませんか...
平林初之輔 「五階の窓」
...他人事(ひとごと)とは思はれなかつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...継母(ままはは)にいじめられる可哀(かわい)そうな落窪(おちくぼ)のお話を他人事(ひとごと)とは思わずに身にしみて...
水上滝太郎 「山の手の子」
...その敗因が全くひとごとではない連帯的な現実の中にあるということを...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...咲枝にとったってひとごとではないと思われます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...感心するくらいきれいさっぱりさ」おもんはひとごとのようにこう云った...
山本周五郎 「柳橋物語」
...他人事(ひとごと)はやはり他人事で...
吉川英治 「新書太閤記」
...まるで他人事(ひとごと)のようにである...
吉川英治 「親鸞」
...他人事(ひとごと)ではないように腹が立ってきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...他人事(ひとごと)でないように...
吉川英治 「源頼朝」
...他人事(ひとごと)ながら有難い...
吉川英治 「源頼朝」
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