...昔を知ればひづめの音して...
泉鏡花 「婦系図」
...左右の蹄(ひづめ)でかわるがわる土を掘(ほ)ったり...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...壁に息を吐きかけ蹄(ひづめ)で蹴(け)っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...狂うがごとく馬の蹄(ひづめ)にかじりつき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...帰りの空荷の身軽さに蹄(ひづめ)を勇ませて...
中里介山 「大菩薩峠」
...見れば戞々(かつかつ)と蹄(ひづめ)を鳴らして...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこへ馬の蹄(ひづめ)に掻(か)き立てられた軽い埃(ほこり)が...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...みィんな豚の蹄(ひづめ)の痕です...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...小鳥に踏み落されて阪道にこぼれたる団栗(どんぐり)のふつふつと蹄(ひづめ)に砕かれ杖にころがされなどするいと心うくや思いけん端なく草鞋の間にはさまりて踏みつくる足をいためたるも面白し...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...その爪と見ゆるは実は蹄(ひづめ)で甚だ犀(さい)の蹄に近い(ウッド『博物画譜(イラストレーテッド・ナチュラル・ヒストリー)』巻一)...
南方熊楠 「十二支考」
...不精らしく歩いて行く馬の蹄(ひづめ)の音と...
森鴎外 「沈黙の塔」
...馬車は無数の礫(つぶて)を投げつけるような蹄(ひづめ)の音を...
横光利一 「上海」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...蹄(ひづめ)をすくめて止った...
吉川英治 「三国志」
...蹄(ひづめ)の音をさせているだけだった...
吉川英治 「三国志」
...馬の蹄(ひづめ)を埋めた...
吉川英治 「三国志」
...とたんに馬蹄(ひづめ)の音は...
吉川英治 「源頼朝」
...蹄(ひづめ)まで食ったもんでさ」「酒は飲めたの?」「一度も...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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