...――繻子(しゅす)の袴の襞(ひだ)とるよりも――とさえいうのである...
泉鏡花 「薄紅梅」
...火山毛(キラウヱア火山)スマトラとジャワとの間(あひだ)...
今村明恒 「火山の話」
...何(いづ)れも素晴しい名作揃(めいさくぞろ)ひだといふ噂だつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...こなひだ書いた通りだ...
薄田泣菫 「茶話」
...こしを据ゑて、をれば、いろいろのことを、おもひだすなり...
太宰治 「盲人独笑」
...さうすると間(あひだ)二日をこゝに過さなければならなかつた...
徳田秋声 「町の踊り場」
...二週日の間(あひだ)自分は海ばかりを見た...
永井荷風 「海洋の旅」
...内裏雛(だいりびな)の袴(はかま)の襞(ひだ)の擦(す)れる音とでも形容したらよかろうと思った...
夏目漱石 「文鳥」
...長(なが)い間(あひだ)待(ま)たした失禮(しつれい)を詫(わ)びてゐる間(ま)に...
夏目漱石 「門」
...三「親分、お願ひだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...南縁の陽溜(ひだま)りに煙草盆を持出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...氣(き)ちがひだとて種(たね)なしに間違(まちが)ふ物(もの)でもなく...
一葉女史 「ゆく雲」
...大目付添田飛騨守(そえだひだのかみ)の出ばりが告げられる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自分だつて飜譯をすれば間違ひだらけに違ひないと思ふ心持から...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...あとの肥立(ひだち)は順調だったし...
山本周五郎 「やぶからし」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...敗戰後の瓦礫のあひだに...
吉川英治 「折々の記」
...袴(はかま)のひだをつまみあげ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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