...ひだりと こたえても...
五十公野清一 「一休さん」
...これはこなひだ近々にお暇乞に行くといふ手紙を出して置いたので...
鈴木三重吉 「桑の実」
...……あなひだるさや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...先日(こなひだ)硯と阿波侯についての話しを書いたが...
薄田泣菫 「古松研」
...青い田と田の間(あひだ)の小(ち)さい蓮池には紅白の花が咲いた...
田山花袋 「父の墓」
...左褄(ひだりづま)を取っていたらしい面影も浮かんで来て...
徳田秋声 「仮装人物」
...残怨日高(ざんえんひだか)の夜嵐(よあらし)といったような趣(おもむき)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は火種(ひだね)...
中島敦 「悟浄歎異」
...其(そ)の枯芝(かれしば)の間(あひだ)にどうしたものか氣(き)まぐれな蒲公英(たんぽ)の黄色(きいろ)な頭(あたま)がぽつ/\と見(み)える...
長塚節 「土」
...忙(せは)しい日(ひ)と日(ひ)の間(あひだ)をそれでも晴衣(はれぎ)の姿(すがた)になる端午(たんご)の日(ひ)の來(く)るのを懶(ものう)げに待(ま)つて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...それでおしまひだ...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...――昔から隱岐の家と知合ひだつた國府津の塚越といふ漁家の主人が...
牧野信一 「痴日」
...抑(おさ)えよ!そら抓(つね)ろ!其(そ)の髯(ひげ)を引(ひ)ッ張(ぱ)れ』暫(しばら)くの間(あひだ)全(まつた)く法廷(ほふてい)は上(うへ)を下(した)への大騷(おほさわ)ぎでした...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...尤も日記が全然他人の存在を予想せずして書かれると考へるのは間違ひだ...
三木清 「日記と自叙伝」
...此(この)二つの上(あが)り口の間(あひだ)が半円形に突き出て居て...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...假裝した醉つぱらひだの...
吉川英治 「折々の記」
...三十餘日間飛んで廻るあひだ...
吉川英治 「折々の記」
...と云つても水もなにもない極めて小さな山襞(やまひだ)の一つに當つてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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