...そしてよく出来る生徒に「ちょっとこっちにお出(い)で」と肱(ひじ)の所を掴(つか)まれていました...
有島武郎 「一房の葡萄」
...肱(ひじ)で肩癖(けんぺき)の手つきになり...
泉鏡花 「婦系図」
...ドンと食卓に肱(ひじ)をついた...
泉鏡花 「婦系図」
...右の肘(ひじ)をウンと伸すと...
海野十三 「西湖の屍人」
...ひじょうに驚いた顔つきになって...
海野十三 「爆薬の花籠」
...高等野次馬(かうとうやじうま)は非常(ひじやう)に多(おほ)い...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...次に大人の警固(けいご)麻上下杖(つゑ)を持て非常(ひじやう)をいましむ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...六人目の者は肱(ひじ)をついて体(からだ)を起しているだけだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それは非常(ひじょう)に...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...肘(ひじ)を張って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...その左手の肱(ひじ)と腕とが(普通の関節の曲り方とは反対に)外側に向ってくの字に折れている...
中島敦 「環礁」
...右の肘(ひじ)を後(うし)ろへ張って...
夏目漱石 「草枕」
...我(わが)まゝ者奴(ものめ)の言(い)ひじらけ...
樋口一葉 「われから」
...その頃から山内の生活はひじょうに辛いものになった...
久生十蘭 「ノア」
...肘(ひじ)で岡田を衝いた...
森鴎外 「雁」
...どうしてだ」彼は小机に肱(ひじ)をつき...
山本周五郎 「花も刀も」
...肱(ひじ)をすりむいたことばかりいって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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