...あの大(おお)きな身体(からだ)の人(ひと)が非常(ひじょう)に痩(や)せて小(ちい)さくなって顔(かお)にかすかな赤味(あかみ)がある位(くらい)でした...
芥川龍之介 「夏目先生と滝田さん」
...肱(ひじ)で肩癖(けんぺき)の手つきになり...
泉鏡花 「婦系図」
...即(すなは)ち戰時中(せんじちう)に膨張(ぼうちやう)した日本(にほん)の經濟(けいざい)が戰後(せんご)に於(おい)て收縮(しうしゆく)した状態(じやうたい)に就(つい)ての國民自體(こくみんじたい)の自覺(じかく)を喚起(くわんき)することが非常(ひじやう)に必要(ひつえう)である...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...肱(ひじ)を膝の上に立て...
梅崎春生 「記憶」
...なんだかひじょうなスピードの快速艇に...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...女の聖者(ひじり)は大抵男の聖者(ひじり)に帰依(きえ)をする...
薄田泣菫 「茶話」
...あゝ云う貴い聖(ひじり)の行いをしていた人を...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...二人の男はテーブルに肱(ひじ)をついて火にあたった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼(かれ)は喉(のど)がぢり/\と焦(こ)げつく程(ほど)非常(ひじやう)な苦惱(くなう)を感(かん)じた...
長塚節 「土」
...それから東京(とうきやう)へ出立(でたて)には飯(めし)が非常(ひじやう)に旨(うま)いので...
夏目漱石 「門」
...石器(せつき)には非常(ひじよう)に精巧(せいこう)なソリュートレ期(き)のもの...
濱田青陵 「博物館」
...この上臂突(ひじつ)きにされて...
広津柳浪 「今戸心中」
...遊逸談笑するに両肱(ひじ)を挙げて...
南方熊楠 「十二支考」
...休之助とは聖坂(ひじりざか)(学問所)での友達なんだ」徹之助はこう頷いて続けた...
山本周五郎 「風流太平記」
...臂(ひじ)の久八(きゅうはち)その他の身内を騙(だま)し討(うち)にした覚えがあろう...
吉川英治 「剣難女難」
...左の肘(ひじ)をあげて...
吉川英治 「三国志」
...肱(ひじ)を外(はず)してむっくと首をあげかけた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...壁には肘掛(ひじかけ)の布(きれ)があり...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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