...「東枕(ひがしまくら)でしょう...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...そこで西(にし)や東(ひがし)や南(みなみ)や北(きた)の谷(たに)に住(す)んでいる人(ひと)たちやら...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
...俺は東湊町(ひがしみなとまち)の方を見張ろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...田舍新聞の印刷インキの臭ひがした...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...東鷹栖(ひがしたかす)村の松平農場...
服部之総 「望郷」
...マンゴスチーンはミカンの味ひがした...
林芙美子 「浮雲」
...乳臭い子供の匂ひがして...
林芙美子 「柿の実」
...甘い菓子のやうな匂ひがした...
林芙美子 「秋果」
...磯の匂ひがした...
林芙美子 「屋久島紀行」
...どうしたらそれが盜み出せるかを考へはじめてゐた……――短刀が欲しいのかい?小僧さん……ジジは思はず身顫ひがした...
堀辰雄 「羽ばたき」
...救はれた思ひがした...
牧野信一 「或る日の運動」
...井伏流の模倣者の文章を見てゐるやうな思ひがして...
牧野信一 「月評」
...すがすがしい松脂(まつやに)のにほひがして鳥もツンツン啼(な)きました...
宮沢賢治 「車」
...そして北裏の東平野町(ひがしひらのまち)へ抜けた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...泪(なみだ)ちららしいなみだの 出あひがしらにもの 寂びた哄(わらひ)がふつと なみだを さらつていつたぞ石くれ石くれを ひろつてと視...
八木重吉 「秋の瞳」
...長野県北安曇郡中土村)東上総(ひがしかずさ)の小高(おだか)...
柳田國男 「日本の伝説」
...遠江からひがしの要所要所に陣地を構築して...
吉川英治 「私本太平記」
...尾張の東春日井(ひがしかすがい)と丹羽郡の平野に孤立して...
吉川英治 「新書太閤記」
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