...まじり気なしのぱりぱりだよ」「ううん……」「頼んだよ」「ふうん...
海野十三 「諜報中継局」
...女学校の師範(しはん)科を出た正教員(せいきょういん)のぱりぱりは...
壺井栄 「二十四の瞳」
...柊(ひいらぎ)や寄生木や蔦のぱりぱりする葉が光を照り返して...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...今じゃどうして問屋さんのぱりぱりです...
徳田秋声 「挿話」
...ぱりぱりしていたほどであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...先をちよいと油にしましてずつぷりと沈んでる古いののそばへ並ばせるとぱりぱりと火花がちつて火がうつる...
中勘助 「銀の匙」
...ぱりぱりと乾燥した音響を無辺際に伝いて...
長塚節 「太十と其犬」
...秋田米のぱりぱりが一斗かえる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私はぱりぱりに乾いてゆく傘の下で...
林芙美子 「新版 放浪記」
...駈けながら蕨(わらび)をぱりぱり踏みくだいて...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...ぱりぱりとした叫びかたで――「おれの写生帖(ちょう)がないんだ...
山本周五郎 「おれの女房」
...とたんにぱりぱり叫びだすのである...
山本周五郎 「おれの女房」
...殆んど同時にぱりぱりっとはじけるように...
山本周五郎 「新潮記」
...師弟もろとも人気を呼んで一方のぱりぱり...
山本笑月 「明治世相百話」
...まわりの氷はみりみりぱりぱり音をたてた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...滑子の下からぱりぱりという音が起つた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ぱりぱりという音がぴちつぴちつという音になり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ぱりぱり焼き立てられたものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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