...」と算盤(そろばん)を、ぱちりぱちり...
泉鏡花 「歌行燈」
...ぱちり/\とやつてゐるのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...とたんに、ステッキの蓋が、ぱちりとあいた...
海野十三 「火薬船」
...一人の技師が、配電盤のうえについているスイッチを、ぱちりと入れ、そして計器の表をみながら、ハンドルをまわした...
海野十三 「人造人間の秘密」
...色白のぱちりとした目鼻だち...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...今でなくっていいわよ」「はい」竹村は賢そうな眼をぱちりと開いて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...ぱちりと瞬きした...
薄田泣菫 「茶話」
...チャッカリ(ライター)をぱちりと鳴らして火をつけた...
高見順 「いやな感じ」
...平気でぱちりぱちりやっていた...
徳田秋声 「足迹」
...」小野田さんは眼をぱちりとさして...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...涙を一杯含んだ眼をぱちりと瞬きました...
豊島与志雄 「香奠」
...ぱちりと云わした...
夏目漱石 「虞美人草」
...女の眼がぱちりと閉じた...
夏目漱石 「夢十夜」
...錠のぱちりと下りる音をじっと聞いているのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...彼女(かのぢよ)はぱちりと雨傘(あまがさ)をひらく...
水野仙子 「悔」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...ぱちりぱちりと云ふ石の音が...
森鴎外 「金貨」
...」塩野は暫く黙祷していてからぱちりとシャッタを切った...
横光利一 「旅愁」
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