...ぱたりと寄木(モザイク)の床の上に落ちた...
芥川龍之介 「手巾」
...窓はまた元のようにぱたりとしまった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...呀(あ)ッ、いよいよ空襲警報が発せられる模様であります」杉内アナウンサーの声は、ぱたりと、杜断(とぎ)れた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...学士はいそいで口蓋をぱたりとしめました...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...ぱたりと停ってしまった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...常に凝視の眼を怠らぬことである」本庄はぱたりと日記帳をふせて起ち上った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...すぐ目前の砂利の上にぱたりぱたりと落ちる淋しさ...
太宰治 「花吹雪」
...蓄音機がぱたりとやむと...
寺田寅彦 「沓掛より」
...ぱたりぱたりと紙の上に落ちて死んでしまったんですの...
豊島与志雄 「丘の上」
...ぱたりぱたりと弾(たた)きますれば...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...手に持った柿をぱたりと崖の下に落した...
夏目漱石 「永日小品」
...喜久井町の四字にぱたりと出会ったなり...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...宅中(うちじゅう)の電灯がぱたりと消えた...
夏目漱石 「行人」
...先生はまたぱたりと手足の運動を已(や)めて仰向けになったまま浪(なみ)の上に寝た...
夏目漱石 「こころ」
...またある時はその半(なかば)にも至らないでぱたりとやんでしまう折もあった...
夏目漱石 「変な音」
...やがてぱたりと戸を締めて...
夏目漱石 「門」
...天窓がぱたりと閉る音を聞いたと思いましたが...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...高い梢(こずえ)からぱたりと下に落ちてしまいました...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
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