...まだ台盤所(だいばんどころ)の婢女(みずし)をしていたころの事を思えば...
芥川龍之介 「偸盗」
...名優坂東三津五郎(ばんどうみつごろう)の似顔で有名なものだった...
淡島寒月 「凧の話」
...札所(ふだしよ)阪東第三番(ばんどうだいさんばん)...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...南蛮胴(なんばんどう)に黒糸縅(くろいとおどし)の袖(そで)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...誰一人この辺鄙(へんぴ)な小石川の高台にもかつては一般の住民が踊の名人坂東美津江(ばんどうみつえ)のいた事を土地の誇となしまた寄席(よせ)で曲弾(きょくびき)をしたため家元から破門された三味線の名人常磐津金蔵(ときわずきんぞう)が同じく小石川の人であった事を尽きない語草(かたりぐさ)にしたような時代のあった事を知るものがあろう...
永井荷風 「伝通院」
...従者はばんどり羽織に股引...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...三番鶏(さんばんどり)の鳴く頃までヴィストをやりましたよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...五世坂東彦三郎(ばんどうひこさぶろう)と親しかったということである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...庄内の「ばんどり」は独特の形態を有つもので...
柳宗悦 「蓑のこと」
...台盤所(だいばんどころ)から藤壺にまで屋鳴(やな)りが駆けわたっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...一の井などの諸将いずれも越後から坂東上野(ばんどうこうずけ)の出生者だった...
吉川英治 「私本太平記」
...坂東(ばんどう)平野の氷雪(ひょうせつ)になやまされることも...
吉川英治 「私本太平記」
...坂東(ばんどう)三十三ヵ所(しょ)の札(ふだ)をかけ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...見たこともない坂東(ばんどうめぐ)巡りの巡礼女(じゅんれいおんな)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...質朴(しつぼく)そうな坂東巡(ばんどうめぐ)りの者...
吉川英治 「神州天馬侠」
...坂東(ばんどう)武者とはどんな人種か...
吉川英治 「随筆 新平家」
...都と坂東(ばんどう)の間を往来し...
吉川英治 「平の将門」
...坂東(ばんどう)武者に...
吉川英治 「日本名婦伝」
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