...垣根はいつもばらばらにくずれ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...と黒鳥の歌が松の木の間で聞こえるとともに馬どもはてんでんばらばらにどこかに行ってしまって...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...ちりぢりばらばらになってしまったんです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「空とぶトランク」
...鯉たちはばらばらになったり...
梅崎春生 「狂い凧」
...爆破作業を始め」五勇士はそこでちりちりばらばらになった...
海野十三 「大空魔艦」
...ブラウンは硫黄のついたマッチをばらばらにして...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...ばらばらに撒き散らばっている書類の真中に...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ばらばらに孤立してしまったのだ...
豊島与志雄 「孤独者の愛」
...ばらばらにこはして引上げるのでした...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...玉の井の溝からばらばらに切り放された死人の腕や脚が出た事などは今だに人の記憶しているくらいで...
永井荷風 「裸体談義」
...担架すらばらばらにちぎれ飛んでいる...
永井隆 「長崎の鐘」
...随分ばらばらに散っていて...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...あるものは簑(みの)に似た青い衣(きぬ)をばらばらに着て...
夏目漱石 「行人」
...つまり二人はばらばらになっていた...
夏目漱石 「こころ」
...痺(しび)れて手も足もばらばらになってしまいそうなこの気持ちのすさまじさ……酒でも呑まなければあんまり世間は馬鹿らしくて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...個々ばらばらにきり離されたのである...
本庄陸男 「石狩川」
...からだがばらばらになって一本ずつの銀毛(ぎんもう)はまっしろに光り...
宮沢賢治 「おきなぐさ」
...しかも戦争の間暴力的な権利でそれをちりぢりばらばらに壊されてしまっていた家庭...
宮本百合子 「明日をつくる力」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??