...垣根はいつもばらばらにくずれ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...それをたちまちばらばらに破壊しさる装置で...
海野十三 「金属人間」
...吹飛ぶ前にゼムリヤ号の船体はばらばらに解体していなければならんと思うのです」「それは卓見だ...
海野十三 「地球発狂事件」
...X大使の身体の組織をばらばらにしてしまう...
海野十三 「地球要塞」
...ばらばらに頽(くづ)れて落ちて来た...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...濃い沢(つや)つやしたお菊の髪はこわれてばらばらになっていた...
田中貢太郎 「皿屋敷」
...ばらばらになつてちらかつてゐます...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...人間をばらばらにして解剖する時に...
中井正一 「美学入門」
...ばらばらに投げ出され...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...「君はこのばらばらに散在している家屋を見て美しいと感じるが...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...三人ばらばらになって...
二葉亭四迷 「平凡」
...かくこれをばらばらに植えてそこにチョボリここにチョボリでは引き立たない...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...矛盾や独断がてんでんばらばらにそれみずからを主張しながら...
宮本百合子 「あとがき(『二つの庭』)」
...すぐに五躰がばらばらになるような事故が降ってくるぜ」「大きなことをほざく若ぞうだ」その日の帰り...
山本周五郎 「季節のない街」
...それが一つにならないでばらばらに離れている...
山本周五郎 「柳橋物語」
...きょうかぎり嵐一座は散り散りばらばらになるんだから...
吉川英治 「江戸三国志」
...生不動一(ひと)まきが散々(ちりぢり)ばらばらになるような大変が起ったのでごぜえます」と二人が酒を酌みながら...
吉川英治 「剣難女難」
...一ヵ所突破されれば十二の部隊がばらばらになるからである...
吉川英治 「三国志」
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