...「あばばばばばば...
芥川龍之介 「あばばばば」
...――猪熊のばばは...
芥川龍之介 「偸盗」
...「婆(ばば)、光あどうしたんだんべい、変だのう」此れは右の事があって十四五日してから万作が嚊(かか)に話した言葉だ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...昔話には舌切雀(したきりすずめ)のおもい葛籠(つづら)の婆(ばば)のように...
柳田国男 「母の手毬歌」
...和田呂宋兵衛(わだるそんべえ)と蚕婆(かいこばばあ)の修道士(イルマン)を連れてはるかに平伏(へいふく)させた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おさきに立ってくるぞ……いけねえ!呂宋兵衛(るそんべえ)に蚕婆(かいこばばあ)だッ」というと蛾次郎(がじろう)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...吹針(ふきばり)の蚕婆(かいこばばあ)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おばば様」あわてて敷物を出すと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「次に」と、お杉は命じるように、「武蔵のことじゃが、あの沢庵坊主の肚は、ばばには、どうも解(げ)せぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おばばではないか」武蔵は抱き起こしてみた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ばばは嬰児(あかご)みたいに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...だが、ばばの気性は、お菰も半瓦(はんがわら)の部屋の者も、今では皆よく知りぬいている所となっているので、気にもかけず、「いくら武蔵だって、羽が生えているわけじゃなし、まあそう、焦心(あせ)りなさんなッてえことよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ばばの杖は咄嗟(とっさ)...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼やおばばの境遇に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...四隙(すき)を見たか、ばばは、杉林の小道へと、さっと走りかけたが、やらじと追う城太郎の一跳びに、「何処へ」と、その首の根を抑えられ、くわっと口を開くと、「何しやるっ」年こそ寄れ、きかない気性が、弾(はず)みに出て、振り向きざま、脇差の抜打ちに、城太郎の脾腹を横に払った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「……死んでしもうた」ばばは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...皆このばばの心がねじけていたためじゃ……...
吉川英治 「宮本武蔵」
...(ばばさんはこの頃...
吉川英治 「宮本武蔵」
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