...「あれ、嘘ばっかり...
泉鏡花 「婦系図」
...「殺したばっかりに...
海野十三 「殺人の涯」
...このごろみたいに防空演習(ぼうくうえんしゅう)ばっかりあると...
壺井栄 「二十四の瞳」
...友さんとわたしと自由に話ができるんですけれども……この石が一つあるばっかりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...久助さんは国へ帰ることだとばっかり思っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに挨拶の合図のように見えたばっかりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あればっかりは拝見が叶うまいと...
中里介山 「大菩薩峠」
...陸へあがったばっかりにこのだらしなさ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...酒ばっかり酔いくろうて...
火野葦平 「花と龍」
...なにせ役所の書記といえば至って厚かましい野郎ばっかりでな! 以前は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...すっかり信じたばっかりに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...私は袴をぬいで帯を結び足元に女中は泣き伏して自分がうっかりして居たばっかりにとんでもない事になって仕舞って何とも申しわけがございません...
宮本百合子 「悲しめる心」
...やめんか!」「馬鹿野郎! やめられるかい!」「やめろったらやめんか!」「そっちこそ邪魔だてやめろ!」その間にもぐんぐん三十のマンノーは働いて共同耕作の偉力を示すばっかりだ...
「共同耕作」
...この世の中はソンナ様な神秘めかした嘘言(うそ)ばっかりでみちみちているんですよ...
夢野久作 「女坑主」
...どうぞこればっかりは……と手を合わせての頼みで御座います...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...妾はもうこの春に二人の子供が大学と専門学校を一緒に卒業するばっかりになっておりますし...
夢野久作 「少女地獄」
...まるきり役に立たないものだのばっかりです」「……ではそれを買った訳ですね」「はい...
夢野久作 「暗黒公使」
...浪花節(なにわぶし)なら前置きばっかり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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