...どうか菽麦(しゅくばく)すら弁ぜぬ程...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...まず約一〇万年の間人類は一種の精神的冬眠の状態にあったのでいかなる点でも現在の最未開な自然民俗に比べて相隔ることいくばくもない有様であった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...若干(そこばく)の銀貨(ぎんくわ)を與(あた)へやうとしたが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...悪魔は漠然(ばくぜん)と姿を現わし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...女性の本能は心の底で彼女に漠然(ばくぜん)とささやいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...バクチの方では干将莫耶(かんしょうばくや)の剣(つるぎ)でござんしてな...
中里介山 「大菩薩峠」
...その点になると敬太郎は依然として茫漠(ぼうばく)たる雲に対する思があった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...幕末(ばくまつ)...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...途方もない賭博者(ばくちうち)で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...奇夢(きむ)その間の苦悶そも幾何(いくばく)なりしぞや...
福田英子 「母となる」
...根岸派の老匠竹廼家(たけのや)主人(饗庭篁村(あいばくわうそん))にも...
正岡容 「落語家温泉録」
...若干(そこばく)の利益はあった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...蓋(けだ)し阿弗利加(アフリカ)を沙漠(さばく)にしたる悪(あ)しき※(ねつ)の気息(いき)のみ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...月(つき)落(お)つ麦城(ばくじょう)一進まんか...
吉川英治 「三国志」
...秀吉公(ひでよしこう)の帷幕(いばく)の人...
吉川英治 「神州天馬侠」
...漠(ばく)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...帷幕(いばく)の諸将は俄然...
吉川英治 「新書太閤記」
...どっち」「江戸」「江戸の?」「ばくろ町」「まあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索