...ラジオのばかばかしさや...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...らちもないことにも怖(お)じ驚(おどろ)くばかばかしさを主人はふかく感じた...
伊藤左千夫 「箸」
...ばかばかしさが千倍万倍に増長していくのだから...
海野十三 「第四次元の男」
...すべて無駄なものを脱ぎすて枝葉のばかばかしさを洗ひ落し...
高村光太郎 「装幀について」
...ばかばかしさが目立つ...
太宰治 「女生徒」
...こういう実写を見ているとつくづく人間のこしらえた映画のばかばかしさを感じる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...自分の企図のばかばかしさをたやすく認めたであろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そういった意味の時代のばかばかしさを...
中里介山 「大菩薩峠」
...物臭太郎一代記――思い出してもばかばかしさの限りだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友がばかばかしさを通り越して...
中里介山 「大菩薩峠」
...ばかばかしさこの上なし...
中里介山 「大菩薩峠」
...案外なばかばかしさから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまりのばかばかしさに...
新美南吉 「嘘」
...結末のばかばかしさから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...余らは親にも主にもかく烈(はげ)しく叱られしことなければ余りのばかばかしさと恐ろしさにかへつて身動きもせず息を殺してひそみ居りぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...私は眼をつぶつて順番を待つ間のばかばかしさを...
室生犀星 「渚」
...考へようとしないななえの計算の上に悲しいばかばかしさを...
室生犀星 「渚」
...赤松が一番だろうといわれておる」「ばかばかしさよ...
吉川英治 「私本太平記」
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