...晴々(はればれ)とした微笑を浮べて...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...はればれした心もちが...
芥川龍之介 「鼻」
...気もはればれとして...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...ひとつお伊勢参りに出かけてやれ』そう決めるとかえって心ははればれとしてきた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...はればれと笑った...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...はればれとしたあたりを見まわしながら...
江戸川乱歩 「影男」
...はればれとしたよいお宮である...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...防府にて・この家があつてあの家がなくなつてふる郷は青葉若葉・青田はればれとまんなかの墓・青草をふみ鳴らしつつ郵便やさん再録二句・月からこぼれて草の葉の雨・あほげば梅の実...
種田山頭火 「其中日記」
...はればれした笑顔で出て来て...
徳田秋声 「爛」
...晴々(はればれ)と明るい世間へ出たこともなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...浅草へ出るとさすがに晴々(はればれ)して池(いけ)の端(はた)の石道をぽくぽく歩いてみた...
林芙美子 「貸家探し」
...巻末を飾るためのはればれしさを持っていたから...
室生犀星 「芥川の原稿」
...」「筒井も心はればれしく斯様(かよう)な嬉しいことは今までに覚えませぬ...
室生犀星 「津の国人」
...皺の寄った顔まではればれしているな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ニールスの気もちもはればれとしていました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...曠々(はればれ)と上る手筈もしていたところなので...
吉川英治 「新書太閤記」
...曠々(はればれ)とゆけ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...ならなきゃして見せるまでだ」彼は急にはればれとした気持になって...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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