...唐山蛮方の地図の中には欧羅巴(ヨーロツパ)亜米利加(アメリカ)の大陸もはるかに横はつてゐた筈である...
芥川龍之介 「僻見」
...私ははるかにお礼をとどけたことになるのである...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...はるかかなたの小さく見える木々までも...
江戸川乱歩 「影男」
...まもなく、はるかむこうに、パッとあかるいあなの入口が、小さく見えてきました...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...はるか遠くのことを思ひふけつてゐるやうに...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...はるか水天一髪の間に...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...今の学者の品格は政府よりも高くしてはるかにその右に出で...
福沢諭吉 「学者安心論」
...はるか東京の長官は...
本庄陸男 「石狩川」
...徳よりははるかに低く評価されるべきものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その時の朝風は実にその食物や水よりもはるかに心持よく...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...田舎の目ははるかに有効に用立っているようである...
柳田国男 「雪国の春」
...萌黄村濃(もえぎむらご)の鎧に太刀を佩(は)いた真名女のすがたは五人の武者をはるかにぬいてみごとだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...地平線のはるか向うのぼッとした薄明りを見ていると...
横光利一 「欧洲紀行」
...はるかにへだたった遠い海をおし縮めて...
横光利一 「旅愁」
...×春風(はるかぜ)の把(と)る彩(あや)の筆すべての物の上を撫(な)で...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...はるか北の三国(みくに)を越え...
吉川英治 「私本太平記」
...はるか先に霞(かす)んでいるのに...
吉川英治 「私本太平記」
...斉信のごとき公卿(くげ)たちに対してもはるかに上手(うわて)である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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