...しかし万葉集は源氏物語よりもはるかに大勢に読まれてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...他の自然民族間に伝わったあらゆる同種類の伝説に比べてはるかに優れたものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...……(九日)・うれしいことでもありさうな朝日がこゝまで・はたしてうれしいことがあつたよこうろぎよ・飛行機はるかに通りすぎるこほろぎ・つめたくあはただしくてふてふ・ひつそりとおだやかな味噌汁煮える・百舌鳥もこほろぎも今日の幸福・水をわたる誰にともなくさようなら・月の澄みやうは熟柿落ちようとして・酔ひざめの風のかなしく吹きぬける(改作)十月十日晴――曇...
種田山頭火 「其中日記」
...「これら衣裳の色彩によつて見るに日本の婦人は欧洲人が鮮明単一なる色を欲するとは全く異りて遥(はるか)に芸術的なる天然物そのままの色彩を好むものといふべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...梢(こずえ)はるかの上より降り落つる陰深な鳥の声を聞いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...空(そら)を遙(はるか)に飛(と)んだ椋鳥(むくどり)の群(むれ)が幾(いく)つかに分(わか)れて...
長塚節 「土」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...あやしきしはぶるひ人(びと)どもあつまりゐる中にうちまじりつつ御けしきをがみ見まつる隠士も市の大路に匍匐(はらばい)ならびをろがみ奉(まつ)る雲の上人天皇の大御使(おおみつかい)と聞くからにはるかにをがむ膝をり伏せて勅使をさえかしこがりて匍匐(はらば)いおろがむ彼をして...
正岡子規 「曙覧の歌」
...右の結果のはるか大部分は健康の増進に帰せらるべきものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「自らその司令する人たちよりもはるかに優れているのでなければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は帰郷しても山の上からはるかにその屋根だけを眺めて...
柳田国男 「故郷七十年」
...はるか遠くに一際高く槍のように尖(とが)った山が見え...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...思うにわれわれの想像を越してはるかにこの地への旅行者が多いからにちがいあるまい...
横光利一 「欧洲紀行」
...費耀(ひよう)は、はるかに、それを望んで、「何で恐れることがある...
吉川英治 「三国志」
...はるかに彼女を驚かせたにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...もうはるかに飛びさった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...はるかに人相観(にんそうみ)の上手(じょうず)であろうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...はるかに礼をして...
吉川英治 「新書太閤記」
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