...母の同胞(はらから)の西班牙の磴にあるを訪はざるならん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...同胞(はらから)は...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...怨念(おんねん)のはらからよ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...妾のはらからに対する記憶である...
海野十三 「三人の双生児」
...なぜ妾がはらからを探すのかという詳しいことについては...
海野十三 「三人の双生児」
...この六(むつ)ヶ敷(し)い同胞(はらから)さがしがそんなに簡単に解けようとは考えてはいなかったからである...
海野十三 「三人の双生児」
...あの立葵の咲く家の座敷牢の中に寝ていた妾の同胞(はらから)を探したいという気になって新聞広告をしたことから始めて...
海野十三 「三人の双生児」
...大カブトムシのはらから...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...そのはらから出てきた中カブトムシも...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...ああ、はらからよ、縁(えん)あれば、かくは手をとり相したへ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...世々(せぜ)の兄弟(はらから)のことごとく成仏して而(しか)して後に我れ成仏せん...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄弟(はらから)よ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...われら 血を越えてゆくはらからが流したるくろき血をぞ 越えて尚ゆくおそろしき権力はゆくてをふさぎするどき刃はたえず頭上にひらめけどもあらしの如く泉のごとく石をおしわけ 春 芽をふく草の力に似て彼岸を遠くたのみ且つ信じああ われら血を越えたゆまずゆくはらからに続き またはらからを後に率いて――(『種蒔く人』一九二一年十月号に発表)...
松本淳三 「血を越えてゆく」
...流れの浄き心とはらからなるをわれのみぞ知る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...おなじ血の同胞(はらから)が...
吉川英治 「私本太平記」
...たくさんの同胞(はらから)たち...
吉川英治 「新書太閤記」
...――いや兄妹(はらから)の仲の美しいのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...たとえ兄弟(はらから)なればとて...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索