例文・使い方一覧でみる「はやち」の意味

...早池峰（はやちね）の四峯を繞らして... 早池峰の四峯を繞らしての読み方
石川啄木「葬列」

...中村孤月氏私が竹早町（たけはやちょう）に居ました時分此の指ヶ谷町（さしがやちょう）の家を見つけて明日にも引越さうとして混雑してゐる夕方私の名を云つて玄関に立つた人がありました... 中村孤月氏私が竹早町に居ました時分此の指ヶ谷町の家を見つけて明日にも引越さうとして混雑してゐる夕方私の名を云つて玄関に立つた人がありましたの読み方
伊藤野枝「妾の会つた男の人々（野依秀一、中村弧月印象録）」

...泡はもはやちゃんと積みかさなっていず... 泡はもはやちゃんと積みかさなっていずの読み方
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...早池峯山（はやちねさん）の南寄りの低い山のあたりからのぼりはじめ... 早池峯山の南寄りの低い山のあたりからのぼりはじめの読み方
高村光太郎「山の秋」

...もはやちやんときまつてゐるのだから……... もはやちやんときまつてゐるのだから……の読み方
田山花袋「道綱の母」

...小家の間の小道を上りて久堅町（ひさかたまち）より竹早町（たけはやちょう）の垣根道を過ぐるにかつて画伯浅井忠（あさいちゅう）が住みし家の門前より... 小家の間の小道を上りて久堅町より竹早町の垣根道を過ぐるにかつて画伯浅井忠が住みし家の門前よりの読み方
永井荷風「礫川※［＃「彳＋淌のつくり」、第3水準1-84-33］※［＃「彳＋羊」、第3水準1-84-32］記」

...疾風吹雪（はやちふぶき）となりにしものか... 疾風吹雪となりにしものかの読み方
萩原朔太郎「短歌」

...うそ寒（さぶ）しと云（い）ひしも二日（ふつか）三日（みつか）朝來（あさより）もよほす薄墨色（うすずみいろ）の空模樣（そらもやう）に頭痛（づつう）もちの天氣豫報（てんきよはう）相違（さうゐ）なく西北（にしきた）の風（かぜ）ゆふ暮（ぐれ）かけて鵞毛（がもう）か柳絮（りうじよ）かはやちら／＼と降（ふ）り出（い）でぬ... うそ寒しと云ひしも二日三日朝來もよほす薄墨色の空模樣に頭痛もちの天氣豫報相違なく西北の風ゆふ暮かけて鵞毛か柳絮かはやちら／＼と降り出でぬの読み方
樋口一葉「別れ霜」

...小石川（こいしかわ）竹早町（たけはやちょう）なる同人社（どうにんしゃ）の講師として頗（すこぶ）る尽瘁（じんすい）する所ありしに... 小石川竹早町なる同人社の講師として頗る尽瘁する所ありしにの読み方
福田英子「妾の半生涯」

...「はやちね... 「はやちねの読み方
水野葉舟「月見草」

...じゃ早池峰（はやちね）は？」「早池峰は来た方ですよ... じゃ早池峰は？」「早池峰は来た方ですよの読み方
水野葉舟「土淵村にての日記」

...早池峰（はやちね）の西どなりの群青（ぐんじゃう）の山の稜（りょう）が一つ澱（よど）んだ白雲に浮き出した... 早池峰の西どなりの群青の山の稜が一つ澱んだ白雲に浮き出したの読み方
宮沢賢治「山地の稜」

...附馬牛（つくもうし）の谷へ越ゆれば早池峯（はやちね）の山は淡く霞（かす）み山の形は菅笠（すげがさ）のごとくまた片仮名（かたかな）のへの字に似たり... 附馬牛の谷へ越ゆれば早池峯の山は淡く霞み山の形は菅笠のごとくまた片仮名のへの字に似たりの読み方
柳田国男「遠野物語」

...四方の山々の中に最も秀（ひい）でたるを早池峯（はやちね）という... 四方の山々の中に最も秀でたるを早池峯というの読み方
柳田国男「遠野物語」

...岩手山と早地峯山（はやちねさん）とは... 岩手山と早地峯山とはの読み方
柳田國男「日本の伝説」

...はやちょこねんと地に坐って礼儀していた... はやちょこねんと地に坐って礼儀していたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...はやちと微酔（ほろよ）うてござる... はやちと微酔うてござるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...... の読み方
若山牧水「樹木とその葉」

「はやち」の書き方・書き順

いろんなフォントで「はやち」