...それで世間からはもてはやされる...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...糟谷さん糟谷さんともてはやされるのが...
伊藤左千夫 「老獣医」
...それから碇の方は探険から帰って来て英雄だとはやされる...
海野十三 「断層顔」
...軍人が没落して今まで貧乏していた詩人などが世の中からもてはやされるようになったとかいうその記者たちの話でございまして...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...この言葉のもてはやされる以前に米のグリフィスや仏のガンスなどの実行したいろいろの独創的な効果的手法は畢竟(ひっきょう)モンタージュの先駆的実例を提供するものである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...りっぱな人たちからもてはやされるようになってきた友人クリストフの成功を喜んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...パリー社交界でもっとももてはやされる若い婦人の一人となっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世間にもてはやされる有力誌の...
豊島与志雄 「憑きもの」
...どんな価を払っても常に勢力を欲し常にもてはやされることを欲する者が世にはある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...頓着のない道庵――もてはやされると...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんなうつくしい大家のおじょうさまでもこの島で花子がされたほどもてはやされることはよもありますまい...
久生十蘭 「海豹島」
...この歌でうたひはやされるべき類ひのものなのです...
牧野信一 「僕の運動」
...もてはやされるのを見ても君達は別段厭な心地はしないのかね?」「ジヨンニーが...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...俺の友達ばかりが君達のお銀にもてはやされるのを見てよくも平気で居られるね? などゝ訊ねたりしたことが...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...それは今日の飛行機や飛行家等が世間にもてはやされるくらゐに彼等はもてたのだ...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...そのスタンダルの掘り出されてもてはやされる時も來る...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...婦人子供国有論が生れる国――そんな国にあこがれているために日本の社会から虐げられている青白い若い男……そんな男は小説を読む淫売なぞに特にもてはやされることをその息子は知っている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...歴史小説がよく云ひはやされるが...
吉川英治 「折々の記」
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