...準備ばかりでおしまいになってもはなはだしい後悔(こうかい)のないように準備を楽しむのさ...
伊藤左千夫 「廃める」
...はなはだしい反対論者の中には...
海野十三 「海底大陸」
...青中先生逍遙遊之圖にいたつて忘却もまたはなはだしい...
小穴隆一 「二つの繪」
...いかなるはなはだしい迷信でも許さねばならぬことになる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...夜なら当惑ははるかに一層はなはだしい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...富者と貧者のはなはだしい懸隔(けんかく)...
田山花袋 「田舎教師」
...われわれは安心して現在の日本の天然の環境がそのままにわれわれ祖先の時代のそれを示していると仮定してもはなはだしい誤謬(ごびゅう)に陥る心配はないであろうと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...アメリカ映画のあるものは後者の仲間であると言ってもそうはなはだしい牽強付会(けんきょうふかい)ではあるまいと思われる...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...はなはだしい悲嘆に沈みはしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ことにドイツはそれからはなはだしい損害を受けた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...真面目(まじめ)な兄にはなはだしい不愉快を与えるのではなかろうかと考えた...
夏目漱石 「行人」
...それがはなはだしい不愉快を与えたらしかった...
夏目漱石 「行人」
...はなはだしい悔(くい)を遺(のこ)さない過去を顧(かえり)みると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これがはなはだしい...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...しかもそれは初期の態度の鮮明なテキストとはなはだしい矛盾を示さないように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今日はなはだしい市価を呼ぶあの磁州の陶器や...
柳宗悦 「工藝の道」
...はなはだしいときは...
吉川英治 「私本太平記」
...これははなはだしい誤算だった...
吉川英治 「私本太平記」
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