...はなはだしい反対論者の中には...
海野十三 「海底大陸」
...言行不一致もまたすこぶるはなはだしい...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...彼は遠方からこの力の差のはなはだしい格闘を望み見た――黒側は何しろ赤の二倍の大きさであった――彼は急ぎ足で近より...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...と言ってもあまりはなはだしい過言とは思われない状態である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...不忠不臣のはなはだしいものである...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...真面目(まじめ)な兄にはなはだしい不愉快を与えるのではなかろうかと考えた...
夏目漱石 「行人」
...私(ひそ)かに恐れた通りはなはだしい混雑の中(うち)に箸(はし)と茶椀の動く光景を見せられた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...より一層はなはだしい程度に...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...はなはだしい臭気が...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...はなはだしい不合理であり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そのからだは最もはなはだしい有毒物となった...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...はなはだしい場合は...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...再び富者に依存するとは矛盾もはなはだしいではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...こうなると馬の不利益ははなはだしい...
柳田国男 「こども風土記」
...はなはだしい平家の跋扈(ばっこ)と...
吉川英治 「親鸞」
...複雑に結びついた感情ほど不安を起こす程度がはなはだしい...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...これは特にはなはだしい例である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...雲より声を出す神と浄土に坐する阿弥陀仏とがその直観的な姿においてはなはだしい相違を示すにかかわらず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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