...境遇の差があまりにはなはだしいから...
伊藤左千夫 「去年」
...青中先生逍遙遊之圖にいたつて忘却もまたはなはだしい...
小穴隆一 「二つの繪」
...いかなるはなはだしい迷信でも許さねばならぬことになる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...そこにはなはだしい矛盾が生ずる...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...彼は遠方からこの力の差のはなはだしい格闘を望み見た――黒側は何しろ赤の二倍の大きさであった――彼は急ぎ足で近より...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...はなはだしいのは...
武田祐吉 「古事記」
...人と自然が完全な全機的な有機体として生き動くときにおのずから発する楽音のようなものであると言ってもはなはだしい誇張ではあるまいと思われるのである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...昔彼らが攻撃していた老人らよりもいっそうはなはだしい保守者となっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...日曜はことにはなはだしい...
夏目漱石 「永日小品」
...私(ひそ)かに恐れた通りはなはだしい混雑の中(うち)に箸(はし)と茶椀の動く光景を見せられた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...はなはだしい悔(くい)を遺(のこ)さない過去を顧(かえり)みると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...見当ちがいもはなはだしいものである...
蜷川新 「天皇」
...はなはだしいというべきである...
蜷川新 「天皇」
...はなはだしい害をば受けずにすんだのであるけれども...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...「はなはだしいかな...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...はなはだしい場合は...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ただちに山上の方へ」「はなはだしいお疲れでおわせられるが」「山坂もわずかな間...
吉川英治 「私本太平記」
...はなはだしい時は...
吉川英治 「親鸞」
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